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2018/05/01

吸血鬼

これは前回同様に、4月7日にFacebookに書いたメモ。

メモと覚書の違いはいかに?・・・というと、別にない。

吸血鬼/佐藤亜紀」を読み終えた、というメモだけどネタバレはないように訂正。

Kyuuketuki 19世紀半ばのポーランド、地方の任地に向かう年配の行政官(だったかな?)、不似合いな若い奥さん、馬車が壊れる、因習にとらわれる村人、そしてそれに巻き込まれる二人、なんてのに「吸血鬼」というタイトルですでに先が見えそうで、それがほぼ予想通りの展開でと、なんだか期待はずれっぽかったが、その後も引っ張って、それなりに落とし前付けた感ありの終わり。

「スウィングしなけりゃ意味はない」、「金の仔牛」、「吸血鬼」と佐藤亜紀の本を3冊よんで、どれも面白かったし、よく調べて書いているなと思うけど、娯楽小説以上のものが残らなかった感もあり。

塩野七生を読んだあとだから余計かもしれない。

十字軍物語で何度も出てきた「カノッサの屈辱」があったのはちょっとびっくりした。

塩野七生の本でヨーロッパの宗教的背景を多少なりとも知っていたので、この本の背景にも多少は入りやすかったと思う。

この小説の時代は、出だしに1830年の20年後とあるから1850年、カノッサの屈辱は1077年1月25日から3日間とWikiにあるから、実に500年近くの後世、むしろずっと現代に近いんだ。

一冊しか読んでいない原田マハを引き合いに出しては、というかどちらの作家にも失礼ではあるけれど、原田マハと同じような着想に、さらにプロット力と文章力をつけたのが佐藤亜紀かも、なんて思った。

図書館には佐藤亜紀の本はもうないんで、全然読んでいないマハさんを今度は借りてこようかな~、って以前にもそうは思ってたんだ(^_^;)。

で、終わり。

付け足し:どこかで少女漫画的という話があったけど、そういわれればフラワーズに掲載されている長編漫画とよく似た空気感だ。このままフラワーズに漫画化して連載しても全然違和感はないと思う。

吸血鬼は結局誰なのか、というのもテーマの一部。同時に吸血鬼らしき人物も出てくるけど、その扱いは村上春樹っぽい・・・パクリですか?(^_^;)。

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