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2018/12/29

Swingしなけりゃ、Blues & New Orleans、みたいな~

Swingと黒人音楽、ジャズとの関係についての考察を続けてるんだけども、だんだん面倒くさくなってきたんで、とりあえずまとめてしまおうかな・・・、また屁理屈こねくり回すかもしれんけど。

発端は以前に書いた「Swingしなけりゃ意味がない?」という投稿に書いた、スウィング・ジャズは黒人音楽のルーツとしてはどうなんだというネットの情報なので、長いけどそのまま引用させていただこう。

Black Beauty My Favorite Music

アメリカ黒人音楽史の真実と岩浪洋三

岩浪さんはクインシーに「ジャズの伝統的な4ビートというものは、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人たちが白人社会に合せるために、自らの黒人性を薄めて白人社会にいわば”迎合”しようと、あえて選んでいたものじゃないんですか?1970年代に入る前後から8ビートでファンキーなものがジャズ界にもどんどん出てきたのは、彼らが自らのアフロ・ルーツな文化を取戻しただけということなんじゃないんですか?」(括弧に入れているが引用ではない、手許に本はないので記憶だけ、だから正確じゃない)と聞いていた。

するとクインシー・ジョーンズはすかさず「その通り、あなたの言う通りだ」と答えていたように記憶している。クインシーのこの返事は、来日時に日本のジャズ・ジャーナリストにインタヴューされてのリップ・サーヴィス的な社交辞令まじりだったのかもしれない。がしかし本音がかなりあるように僕は大学生当時も感じていて、その思いはいまではどんどん強くなっている。アメリカのブラック・ミュージックの歴史ってそういうもんだよね。

ということで「アフリカ音楽の正体」という本を借りてきたら、アフリカ音楽の基本は8ビートじゃなくて12/8拍子だったところからヘミオラに寄り道してしまったのが、前回まで。

で、まず1つがブルースだが、古いブルースをYouTubeで聴くと、イーブンぽいのもあるけど、跳ねる感じの12/8、っていうのは要するにシャッフル系だ。

Sweet Home Chicago/Robert Johnson

も一つ、ジャズのルーツといわれるニューオリンズについての参考本が図書館にあった。

Saint jazz 遥かなるニューオルリンズ/ケイジャンミュージッククラブ編 

この本にはCDがついていて、今様ではない古いスタイルのニューオリンズが聴けるんだけど、ゆっくりしたテンポはやっぱりシャッフル系だ。

「今様ではない」というのは、ニューオリンズの音楽も変わってしまったという話が書いてあったから。特に2005年のハリケーン・カトリーナで壊滅的なダメージを受けてからはさらに、らしいけど、

おなじみな曲とはいえ、これがニューオリンズジャズの典型といっていいかどうかは僕にはわからないが、付属CDにこの曲(演奏は違うグループ)が入っていたし、ニューオリンズジャズのゆったりしたリズムはこういうフィールだと思う。

とはいえ僕の怪しげなフィールでどうこういってるだけなんで、2002年の演奏というのもアップしておこう。

とはいえスローじゃなくてミディアム程度だけど3連系なのはよくわかる。Tuba FatsはTubaを吹いているAnthony Lacen氏の愛称で先の本にも登場していた。

ブルースにしろニューオリンズジャズにしろ、そのテンポが速くなってくると、いわゆる「ズンチャカ」とか「チンチキ」なんていう、3連の頭だけ+真ん中を抜いた~、みたいな~、感じになってくる、っていうと要するにSwingに近くなってくる~、みたいな~(^_^;)?

この演奏がオーセンティックなブルース演奏かどうかは僕には判断できないけど、サンプルとしてこういうのがあるってことで。

こちらは最近の演奏だと思うけど、Preservation Hallというのは先のニューオリンズジャズの本にも出ていた・・・、今は観光化され過ぎみたいなことが本には書いてあったけどね。

ということで、アフリカ音楽の基本である12/8拍子がアメリカの黒人音楽にも受け継がれていて、それがSwingにつながったといっても、当たらずとも遠からずじゃないかと思えるわけです。

結局、12/8拍子を速くしていくと3連符がだんだんとなまって、最初の二つがやや短め、後の一つがやや長めな感じになって、後のSwingになるんじゃないか、ってなことを考えたけど、どうでしょうね?

ただアフリカ音楽とアメリカ音楽の大きな違いは、アフリカのリズムは跳ねてないけど、アメリカのは跳ねる感じがSwingにつながる気がすることだ。だから跳ねないという点では中南米の方がアフリカっぽいと思う。

それからアメリカの方にはどうやらヘミオラがないらしい、少なくとも僕の知る限りでは。

あとはこの音楽が白人のダンス音楽にどう結びついたか、っていうのと、リズムとは違うけどブルーススケールとアフリカ音楽の関係とか。

ところで、「Swingしなけりゃ、」を枕詞にしてタイトルなんかつけたら、PICKS-CLICKSさんの「お悩み手帖」みたいに記事のタイトルに困らないんじゃないかとか、それならこのBlogのタイトルも「Taki's Blog」なんて芸のないのはやめて「Swingしなけりゃ・・・」にしてもいいかも・・・、なんてことは今さら思わないけどね。

-まだ続く・・・、かも?-

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