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2018/12/24

Swingしなけりゃ、African

Voyage次号に向けて、Swingがどうたらこうたら・・・、ちょっと重いテーマかな~、ということで、ちょっとVoyageは離れてアフリカンリズム考察を少々。

Swingしなけりゃ意味がない?

ジャズは黒人音楽とかいいつつ、実は白人のためのダンス音楽だったという話があって、70年代からイーブンなビートが隆盛になってSwingは脇に追いやられたのは、黒人がアフロルーツを取り戻したからということを書いてたんだな。

ならばそのアフロルーツとはいかなるものかということで、ずばりそのまんまのタイトルの本を図書館で借りてきた。

アフリカ音楽の正体/塚田 健一

アフリカ起源や否や?ということだが、残念なことにこの本によるとアフリカ音楽の基本は12/8拍子ということになっている。いわゆるシャッフルに近いのかな~、ちょっと違うとは思うけど。だから70年代以後のイーブンなビート(8ビートや16ビート)ではない、らしい。

細かいことはまた書くとして(ほんまか?)、この本では「X」と「・」を8分音符として「X」がアクセント、「・」は休符として、下のようなパターンが基本リズムの典型とあり、これを2,2,3,2,3という分割で捉える、らしい・・・、といってもわかりにくいと思うけど。

12 X・X・X・・X・X・・

一方で足などで一定のビートを刻むのは3拍ずつでとる。手のリズムが2,2,3,2,3に対して足は3,3,3,3,となる・・・、これもわからんね(^_^;)。

右(R)、左(L)で交互に叩くというパターンで書くと、上の「X・」パターンは:

RLRLRLRLRLRL

赤の太字がアクセントになるが、一方で足は12/8拍子=4拍子になるので、3拍ずつ、いいかえれば足の1拍のなかにRLRあるいはLRLが3連符で入ってる、みたいな~、ということだね。実際にはアクセントのところだけを叩くらしい。

足の1拍で上記のパターンを分けると3連符のシンコペーションと捉えられる:

RLR、LRL、RLR、LRL

アクセントを「タ」、それ以外を「ッ」で表せば、タッタッタッッタッタッッ、と書ける。

で、話はちょっとそれるけど、右手アクセントが3回続くので3拍子に感じてしまって足の1拍と合わせるのが結構難しい。

つまり12/8拍子の8分二つが1拍になった6/4拍子のような・・・、これまたわからんか(^_^;)。

この12/8の中に6/4(=3/4拍子が2小節)が出てくるのを本ではヘミオラと呼んでいて(本来はちょっと違う意味らしいけど)、アフリカ音楽ではこの12/8と6/4の入れ替わり、あるいは同時進行が頻繁にあるという。

ヘミオラや3連符リズムは実はヨーロッパの古典にもあるし、12/8あるいは6/8拍子のダンスも古くからある。

これは古典を現代調で演奏してる(途中からベースやドラムが入る)と思うけど、6/8=2拍子と3/4=3拍子が交互に、あるいは同時に出てくる。Saltarelloというのはヨーロッパの古い舞踊形式だ。

こちらがダンス。ただしヘミオラではない。

12/8拍子、つまりは1拍内が8分音符の3連符の4拍子だが、途中の1:55からテンポは同じで3連符が4連符(16分音符)になるという、これはまた違うパターンだが、これもヘミオラといっていいのかな?

このヨーロッパ伝統の3連符系ダンスがアメリカにわたってダンス音楽のSwingになった、なんていうといかにもなんだけど、そうは問屋がおろさない、みたいな~。

アフリカンなリズムもYouTubeでみると、結構イーブンな感じが多いんだけど、こちらは1拍が3連になってるのが多いと思える映像。

-続く- (予定)

続きのキーワードのメモ:
シャッフル、ブルース、スウィング、ニューオリンズ、スロー、アップテンポ、南米、ブルースケール、マイナーとメジャーの無区別、ヘミオラには水平的ヘミオラと垂直的ヘミオラがある

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