ヴィブラフォン価格調査-楽器の個人輸入ってどうよ?
前回にAdamsのヴィブラフォンがいいかも~、なんてことを書いていたけど、実際の値段はどうだろうと楽天とかみても定価+消費税で販売されていて全然値引きがないのだね。
アメリカのMusser製は論外としても、ヤマハとかコオロギといった国内メーカー(F3~F6はこの2社しかないみたいだ)もAdamsと大差ない価格からしかない。20万円台からの楽器を提供していた斉藤楽器の倒産が実に惜しまれるところだ。
では海外ではいくらで販売されているんだろう、と検索すればすぐにわかるこの便利さ。
僕が持ってるMusserのM55プロモデルの現在価格は日本だと定価100万超(野中貿易)だからね~、びっくりする(円高の頃でも80万円以上だったと思う)。
アメリカだともっと安いんじゃないかと思うけど、並行輸入防止なのかどうか、Steveweissなんかは価格が$4,399.95と一瞬表示されたかと思うと消えてしまって、「Contactしてね」とかなんとかと言われてしまう。しかしこの価格なら日本の半額以下だな。
ヨーロッパで引っかかってきたのが、thomannというドイツのネット通販サイトで、MusserもAdamsも色々とあるので、順に日本宛で購入した場合の価格をとってみた。送料が€50というのは意外、もっと高いかと思った。
Musser M55、今のレートでは送料込みで60万円くらい。
Adams、これはシルバーのバー(音板)だからゴールドよりちょっと安いかもしれないけど、40万円くらい。日本ではゴールドバーが税込みで52.8万円(楽天)になっている。
で、これはどうもthomannのオリジナル楽器(写真下)なのか一番安いけど、そうはいってもAdamsより1割安いくらいだ。この価格差なら加古川のブラウアー練習場で何度も弾いているAdamsの方が安心だね、って買わないけど(^_^;)。
ヤマハもあるけど、それをわざわざ個人輸入する意味はないだろう。といっても以前にみたときは国内では販売していない安価品が海外だけで販売されてるっていうおかしなことがあったけどね。
で、個人での楽器輸入は具体的にはどんなだろうと検索してみたら、なんとこのthomannから楽器を個人輸入した人の体験談があった。それも去年のことのようで、クレジット支払いで少々トラブった以外はすんなりとできたらしい。楽器の関税は無料で、購入価格の6割に消費税がかかる(着払い)と買いてある。
そういえばMalletKATはアメリカのメーカー直販で買ったんだった。しかしこのときは消費税着払いはなかったけどなぁ(たぶん・・・、記憶に自信なし)。
注文したのが、2012年の4月後半、手元に届いたのが5月初旬ということは、もう7年以上経ってるんだ。
Adamsも価格の6割に消費税がかかるなら、上の価格からは2.2万円くらいとすると、国内価格との差は10万円ちょい、バーの違いがあるからシルバーでならもう少し縮まるかな。それに加えて国内購入の場合に楽器店が多少なりとも値引き販売してくれたなら、差額は安心料としてどうだろうかという微妙なところですな。
いずれにしろMusserの国内価格は、値引きがあるとしても相当に高いのに比べ、Adamsを扱っているパールは海外との差がそれほど大きくはなくて良心的といえそうだ。
ということで、僕の持ってる楽器-Musser M55の価値がよくわかったので、これで満足(^^)。もちろん新たに買うなんてとんでもございません。
最近はケースに入ったままのMalletKATも使わないとね~。
| 固定リンク
コメント