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2020/04/06

The African Beat - Art Blakey

Voyage原稿資料 - Art Blakey本編、のつもり。

Art Blakeyはジャズのリズムの源泉をアフリカで見つけることが出来なかった、というタカケンさんのコメントからテキトーに検索してみたら、The African BeatというArt Blakeyのアルバムを見つけ、さらにそれはアフリカ3部作の最終作で、Orgy in Rhythm Vol.1、2という前作があるという。

YouTubeにあるんだけど、DL版もそれほど高くないんで、Vol.1とThe African Beatを購入した。

これは買わなかったVol.2だが、Vol.1の内容も同様にパーカッション全開、というかVol.2はまだ後半に、へんてこりんな歌(^_^;)とかブルースなんかもあったりするけど、Vol.1はそういうのがない分、よりハードかも。

しかし、今ならワールドミュージックとかエスニックとかでありそうだけど、これが1957年というからびっくりだ。よくまぁ、ジャズ・レーベル(Blue Note)がこんなんを出したもんだと思うんだけど、ネットで見つけたライナーノートを読むと、創設者のAlfred Lionは打楽器オタクだったのかな?

それからもっと前、1953年にMessage From KenyaとNothing but the Soulというのが始まりだったと書いてある。

Horace Silverのアルバムとあるが、この2曲にはピアノは全然入ってない打楽器のみだ。このジャケットは有名だな、というものの聴いたことはなかったので、びっくりだ。

 

これをかつての薄暗いジャズ喫茶でひたすら聴くというのはかなりな苦行だったんではないかと思うが、1970年ころまではフリーも全盛で、苦行を耐えるのがジャズリスナー、みたいなところもあったような気がする・・・、が、ま、どうでもいいか(^_^;)。

僕も今は打楽器奏者の端くれモドキになってるんで、それなりに聴ける(でも途中ですぐに気がそれる)けど、若い頃なら耐えられなかっただろうねぇ。

今なら本場アフリカの音楽もわりと知られていそうだし、その気になればYouTubeでいくらでも聴けるから、なるほどアフリカかなと思えるけど、1950年代のリスナーはそういう情報源はほとんどなかったろうから、どんな風に聴いてたんだろう?

ベタなインタビュアーなら、「どんな、思いで、聞かれたんでしょう?」なんて質問するところだ(^_^;)。

Orgy in RhythmでのBlakeyのドラムはジャズっぽいというか、Blakeyらしい(実はよくしらない)けど、全体にはアフリカらしいリズムだと思う。

しかし、Vol.1、2のどちらもイーブン系というか4拍子なのか2拍子なのか8拍子なのか、まぁ、それ系統ばかりだから、ラテン系と通じる気がする。アフロ・キューバンとかブラジル系とか?(これもよくはしらない)

これ以外に、A Message From Blakey, Holiday For Skin Vol.1、2というのも出ているらしいが、それは今回はパス。

最終作となる1962年の"The African Beat"はもっとメロディーのある曲に打楽器という構成で、なおかつアフリカン・リズムの基本である12/8(あるいは6/8)拍子が大半だし、パーカッションの種類も増えている(たぶん)。

まさにアフリカって感じ(個人の感想です)だ。途中ではいるBlakeyのドラムがいかにも、って感じで今聴くと違和感があるけど、当時はどうだったんだろう?

この曲(上記は1,2曲目が一緒になっていて、その2曲目)のビートは「アフリカ音楽の正体/塚田健一」にある基本リズム型Aの変形といえる。

基本リズム型A 12/8 X . X . X . . X . X . . (タンタンタン,ンタンタンン)

それに対し、4曲目は基本リズム型Bが当てはまる。

基本リズム型B 12/8 . X . X . . X . X . X .(ンタンタンン,タンタンタン)

こちらは1曲だけ、4あるいは8拍子系で、St. Thomasを彷彿とさせる曲だ。

 

St.Thomasが1956年のSaxophone Colossusに収録ということだが、リズムはアフリカンとはいい難く、違いは明らかだ。

 

Art Blakeyっていうとリアルタイムで知ってるのが、鉢巻きしてハッピ着たりして、一般日本人受けするジャズドラマーってイメージが強かったけど、マイルスがブラジルのパーカショニストを起用してビートを全面に押し出して、なんて話よりずっと前にアフリカンビートを極めていたわけですね、改めて見直しました。

Art-blakey

これがやがてMoanin'なんて大ヒットにどうつながるかというのがピンとこないけどね。

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