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2020/04/01

The African Beat - Art Blakey、の前にIrish Dance

世界はCOVID-19で大変なことになっております。いち早く収束することを願います。

僕もとうとう、大阪への通勤を今週からはやめました。

先週まではずっと週2~3日の通勤でしたが、娘や息子から「大阪なんかへ行ったらアカンで」と強く言われたんで、特に娘には弱いのが世の父の常、あるいは老いては子に従えの倣いで、当分の間、コロナが落ち着くまでは休むことにしました。

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というところで本題、Art Blakeyとはまた、僕のBlogではおよそ出てこなさそうな名前だ。

が、例によってVoyageの原稿ウダウダで書いた先月の記事に、タカケンさんから、

アート・ブレイキーがJazzの源のリズムを探すという趣旨でアフリカツアーをした時に「結局、アフリカのどこにもジャズの源を見つけることは出来なかった」と言っていた

というコメントをいただいて、中村とうよう先生も同じようなことを書いていたと返信させていただいた。その内容を引用しておこう。

20世紀のダンス音楽やジャズのリズムも、アイルランドのリールが主体となり、それにヨーロッパ大陸のポルカなどの様式と黒人のアフリカ的感覚の微妙なニュアンスとが付け加えられて出来上がった、とぼくは考えている。これまで一般に、ジャズ・ビートはアフリカ起源だと思いこんできた。しかしアフリカにジャズに似たリズムを見つけ出すことは不可能だった。それに対し、リールのリズムはジャズやフォックス・トロットに極めて近い。実際にオトを聞けば、誰でも認めざるを得ないだろう。
(アメリカン・ミュージックの再発見:中村とうよう/北沢図書出版)

ということで、僕が感じていたことは今度もまた、とっくに中村大先生が書いてたんだ、やれやれ。

ただし、ここでリールというのがちょっと違うかも、と思う。

去年に調べたときに見つけたことだけど、アイリッシュダンスにはリールとジグが代表的で、リールは4/4拍子、ジグは6/8あるいは12/8拍子で表され、Swingはどちらかといえば12/8拍子系だからだ。

もちろんSwingは4/4拍子、和製音楽用語でいうところの4ビートで記譜されるが、1拍は3連符で演奏されるのが基本だから、細かくいえば12/8拍子といえないことはない。

こちらにアイリッシュダンスのリズムと実際の演奏の解説があった。

アイルランド(アイリッシュ/ケルト)音楽で弾かれている曲やリズムの種類

以下のYouTube映像はいずれも上記リンク先に紹介されていたもので、大半は楽譜も掲載されています。いや実にありがたいことです。

中村先生がいうリールは4/4拍子、ポルカは2/4拍子で、細かくみてもイーブン系、いってみれば8ビート系になる

Reel

 

Polka

一方で、ここではDouble Jigと説明されているジグは6/8拍子だし、名称をよく見かけたHornpipeはReelとJigの混合のような、Swingっぽいリズムだと思う。

Double Jig

Hornpipe

また下の方にSlide & Single Jigとあるのは、12/8拍子で、去年に調べていたのはこのタイプだったと思う。

 

Slide & Single Jig

さらに下の方にある、Highlandとなると、4/4拍子で記譜されているものの、演奏は3連符というかSwing系の演奏だし、続いての3/4拍子のMazurkaも、次の4/4拍子記譜のSet Dance、Barndanceはいずれも、8分音符は3連っぽく弾いている。

Highland

Mazurka

Set Dance

Barn Danceは4/4拍子と解説があるが、8分音符は3連のような、符点8分+16分のような?
(2020.5.14:説明が抜けていたので、追加)

Barn Dance

続いてのFlingはイーブンと符点8分+16分な感じで、微妙だけど3連符ではないような?
(2020.5.14:動画が抜けていたので追加)

Fling

次のScottiescheも3連のようなイーブンのような微妙な感じだ。

Scottishce

アイルランドのワルツというのもあるけど、なんだかシャンソンっぽい感じがしてしまうのはアコーディオンだからかな?

 

Waltz

しかしなかなかと素敵な曲ですな。

最後のマーチはアイルランド発祥ではないけど演じられるとあり、これはイーブンで跳ねるリズムも符点8分と16分音符、ただしたまに3連符も入っている。

March

というわけで、Art Blakeyに辿り着く前にアイリッシュ・ダンスの羅列でとりあえず終了だが、最後にアメリカのSquare Dance。

これはイーブン系とはいえ、8分+16分2つ(チャンチャカ、チャンチャカ)で跳ねる感じはReelやPolkaの影響というのはよく分かるが、さらにSwingに通じるところがあるダンスだと思う、というかチャンチャカはむしろSwingの元かもしれない。

 

も一つ、Traditional Square Dance、楽しそうだ。

 

これを聞いていると、シンバルをチンチキ・チンチキと叩きたくなるでしょ?、ならないか(^_^;)。

以前から細かく書けば12/8拍子で記譜できるSwingで、なぜチーンチッキというパターンが出てきたのかがわからなかったけど、Polkaの影響というのはこういうところかもしれない。

Art Blakeyに続く、予定

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