写真に戻って、下段は左から、Marisa Monte、Chick Corea、Modern Jazz Quartet with the Swingle Singersで、Monteは以前に買ったA Great Noise(これもBlogで書いている)がよかったので買ったけど、思ったほどではなかったのでほとんど聴いていない。
The danceable swing style of big bands and bandleaders such as Benny Goodman was the dominant form of American popular music from 1935 to 1946, known as the swing era.
Roots:1920年代
Swing has its roots in 1920s dance music ensembles which began using new styles of written arrangements, incorporating rhythmic innovations pioneered by Louis Armstrong and Earl Hines.
Five PointsはまさにSex、Dance、Music、Violenceの吹き溜まり。Jazzという言葉はニューオリンズの売春宿と結びついた言葉だったという話があるが、NYでも同じように音楽と売春宿が結びつき、それにTap Dancingが深く関わってショー化していた。
At Blakeyの言葉 Rhythm & Drums Magazine 2019年10月号/Rittor Music インタビュー Modern Drummer 1984年9号(アメリカのドラム専門誌) それともう1つ、これはいつも聞いて呆れるんだけれど、偉大なジャズ・ミュージシャンの多くが私達が黒人ということで、みんな私達をアフリカと結びつけようとするんだ。でも、私は”アメリカ”の黒人だよ。私達にはアフリカとなんの関係もない。私達の何人かはアフリカ出身かもしれないけれど、アイルランド人だっているわけで、私はいつも混乱させられるんだ。 (中略) だから私は、今のジャズがなぜこんなに困難な状況にあるのか理解できない。しかもみんなは、黒人だからというところに理由を求めようとする。ジャズはアメリカの音楽で、肌の色なんかまったく関係ないんだ。
“And another thing that’s always goofed me up is that, since so many of the great jazz musicians are black, they try to connect us up to Africa, but I’m an American black man. We ain’t got no connection to Africa I imagine some of my people come from Africa, but there are some Irish people in there, too, so I’m all messed up. The idea of it is that I’m a human being and it don’t make no difference where I come from.
Art Blakeyは、タカケンさんにいただいたコメントのおかげで原稿に含めることができたんだけど、今回も勝手ながらコメントをそのまま引用させていただいた。Voyage No.4のLa La Landの原稿のときもそのまま勝手に引用させていただいてます。今さらですが、ありがとうございましたー>タカケンさんm(_ _)m。
The word jazz in its progress toward respectability has meant first sex, then dancing, then music. 「ジャズという言葉は社会的に立派な言葉として認められるようになったが、その過程において、最初はセックスを意味し、次いでダンス、その後、音楽を意味するようになったのである。」 ジャズエイジのこだま(1931)/フィッツジェラルド作品集3/F.S.Fitzgerald/訳:井上謙治
「ジャズという言葉は社会的な地位を認められるまでの過程において、最初はセックス、次いでダンス、そして音楽を意味するようになった。」(Echoes of Jazz Age/1931、拙訳)
少ししか読んでないけど、Dickensが訪れたAlmack(岩波文庫の注では低級なダンスホールとあった)のようなところは、Concert Saloon(P.371)とかDance House(P.386)と呼ばれたが、実態は "Dens of thieves and prostitutes" or "Hot-beds of corruption and infamy"とあるから、「盗人と売春婦の巣窟、あるいは腐敗と汚名の温床」というところだ。1873年の本だから間違いないだろう。
一方で「A Summer Story」では、貴族の息子が自分の領地の別荘に避暑に来て、そこの奉公人の娘とよい仲になるけれども、夏が終わるとともに帰ってしまうという話、と思ったら、貴族じゃなくて若い法律家が夏に田舎にやって来て、みたいな話だったようだ、って全然覚えてなかったぞ(^_^;)。Turn Of Centuryと予告に書いてあるから、エマよりは後の時代だ。
Art Blakeyの音楽はほとんど聴いてないんで、前回で終わり、なんだけどリットーミュージックがなんと5月10日までの限定で4つの音楽雑誌一年分のフリーDLをしていて、リズム&ドラムマガジンにブレイキー特集があったのでとても参考になった。
では、Blakeyの前に少々書いてた、SwingとIrishの残りをまとめておこう。
この中で紹介されているが、映画(あるいは小説)の「Gangs of New York」に次のような台詞があるそうだ。
“Rhythms of the Dark Continent thrown into the kettle with an Irish shindig. Stir it around a few times, pull it out, it’s a fine American mess. A jig doing a jig.”
以下、聞き取り、ではなく字幕書き写し。
Tap is one of the original American art forms.
Tap dancing started in Five Points.
This slum was one of the city's first melting pots.
The percussive dances that nurtured tap, came from African ceremonies, Irish jigging, and British clogging.
In the early 1800's, African-Americans and Irish people lived and worked side by side.
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