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2022/11/30

読書 -「 ローマ人の物語」などなど

塩野七生氏の名前をこのBlogで最初に書いたのはいつだったかと検索したら、2008年4月(水辺の里公園)で、ヴェネツィアの歴史に関する「海の都の物語」だった。たぶん新婚時代に旅行したヴェネツィアの印象が強かったので選んだ本で、これが最初だったと思う。旅行のことは2007年に書いていた。

Venezia, 1982
A Foggy Day in Vanezia, '82
Il Canal Grande

その後、図書館にある塩野さんの本は「ローマ人の物語」以外は全部読み尽くしたけど、今年になってどうやら塩野さんの文庫本がほとんどリサイクルに出されたようで、今は一冊しか見当たらず、「海の都の物語」ものなくなってしまったのが残念。知っていたらお持ち帰りしたのに。

さて、今読んでいるのは「ローマ人の物語第9巻/賢帝の世紀」だが、「ローマ人の物語」を読み始めたのがいつだったかとこれも検索してみたら、2009年9月(村上龍を読んだ)だった。3巻目までは割りとすんなりと進んだものの、4巻目のユリウス・カエサルの時代に入ったところで中だるみして、何年もブランクの時期があった。

そしてコロナ禍で自宅待機になった2020年4月からまた借りて読み出したものの、借りては読みきれずに返してまた借りてというのを繰り返してやっと9巻目だ。実に13年もかかりながらまだまだ読み終えられなのは、それはそれで先が楽しみではあるけどね。

ということで読書感想でも書くのかというとそういうわけでは全然なくて、イタリア、塩野七生氏といえば月初の投稿でも書いた通り、ヤマザキマリさんを思い浮かべるので、この2人になにか関連はあるのかと検索してみたら、という話。

どうも塩野さん側からは何の結果も得られなかったが、ヤマザキさんはやはり後輩として意識しているようで、ご自分のBlogでこの9巻とその中で登場するアルカンタラの橋のことを書いていた・・・、というだけのこと。

アルカンタラの橋/ヤマザキマリ-2007.12.13

Kimg9269

これは「ローマ人の物語」で「アルカンタラの橋」のことが書かれている頁だ。ヤマザキさんはこれを読んでスペインまで行ったということだね。

実際の橋はどんなんかなと、Alcantara Bridgeで検索してみつけたのが次の動画だ。ヤマザキさんがお昼を食べようと立ち寄ったというアルカンタラの村も見える。ちなみにヤマザキさんによるとAlcantaraはアラビア語で「橋」を意味するそうなので、Alcantara Bridgeっちゅうたら、「橋橋」ですな(^_^;)。

 

しかし一度は壊れて修復されたとはいえ、1900年前の基礎が未だに生きているというローマの土木技術には脱帽ですな。

ついでながらトレドにも同名の橋があるらしい。

 

トレドは2019年4月のスペイン旅行で行ったよな~、しかしなんか見覚えがあるような~?、と思ったら、渡ってはいないけどバスで前を通ったときに写真を撮ってたんだ。奇遇だね(^^)。

Aimg_3184b

さて本に戻ると、最初の賢帝トライアヌスは数え切れないほどの公共工事を実施したという話の中にあるオスティアの港の地図が下の写真だが、地図の左上にある「現レオナルド・ダ・ビンチ空港」は新婚旅行の最初の訪問地、すなわち生まれて初めての海外の地ローマに行くときに降りた空港なので懐かしい。

Kimg9268

本には「港はローマ滅亡後は放置されて六角形の池でしか残っていない」と書かれているが、六角形の池というのが面白い。空港近くにこんな池があったんだ、どんなんかな~?、とGoogle Mapさんにお尋ねしたが、どうも本の地図のような海岸近くには見当たらない。

Lago-traiano

よ~く見るとMapの中央から少し左に確かに六角形の池があったが、本の地図と比べるとずいぶんと内陸部にある。どういうことだろうと、ちょいと検索してみたらありがたいことに再現CG動画があった。なるほどねぇ。

Mapにはトライアーノ湖(Lago Traiano)とあるが、かつての港が港湾工事をさせたトライアヌス帝にちなんでトライアヌス港と呼ばれた名残りだろうな。

さて、以下は2008年に下書きしたまま忘れていたカキコ、古代ローマ遺跡発掘とは比較にもならないけど埋蔵発掘投稿であります。

塩野七生さんの本としては珍しい小説形式の3部作を借りたときの下書きだが、3冊ともリサイクルに出されたようで今は稲美の図書館にはないのが残念。

 **2008.5.3***

緋色のヴェネツィア-聖マルコ殺人事件
銀色のフィレンツェ-メディチ家殺人事件
黄金のローマ-法王庁殺人事件

51a5sq9ytbl__ss500_ 塩野七生のイタリアを舞台にした三部作というようなことを、数か月を要して読み終えた「海の都の物語」の後書きか解説で見た覚えがあって、だから次はこの3冊を図書館で借りて読んでみることにしたのが、先週の日曜日だった。

タイトルを見れば、それぞれの都市を舞台にしたサスペンスかと思うが、それぞれの都市にふさわしい色の名がついているのが、心憎い。

だから、という先入観からか、それぞれが独立した小説だと思われた。

そこで、ちょうどヴェネツイア共和国の千年に及ぶ歴史を描いた「海の都の物語」を読んで、かつて訪れたヴェネツィアにノスタルジックな想いを馳せていた僕は、ではヴェネツィアは最後にして、ローマから読んでみよう、ということにした。

「海の都の物語」には、ヴェネツィアの地図が載っているのだが、これは全くと言っていいほど、役に立たなかった。というのも、ほとんどが、いかにヴェネツィアが制海権を確立し、維持し、また他国との関係をどう保ったかという歴史なので、地中海を中心とした地理が必要なのだが、そちらは中途半端な地図がところどころに差し込まれているだけで、これも今一つ役に立たなかった。

 *****

という実に中途半端な下書きですが、実は連作なのでヴェネツィアから順に読まないといけなかったんですな。

この埋もれていた下書きを掘り起こすついでに、今読んでいる「ローマ人の物語」のことを書き足していたら、本題がそっちに移ってしまったのでした。

2008年はまだ塩野さんの本を読み始めたころなので地中海の地理はほとんどわからなからなかったけど、その後、地中海に関係のある塩野さんの本は全部読んだと思う。

ローマ人の物語-全15巻(まだ9巻目)
ローマ亡き後の地中海世界-全4巻
十字軍物語-全4巻
ギリシア人の物語-全3巻
コンスタンティノープル陥落
ロードス島攻防記
レパントの海戦

これらに加えて、イタリアにも行ったし(2016年)、ドバイ~クレタ島経由でマルタにも行ったし(2017年)、スペインにも行った(2019年)ので、今なら結構分かると思う、たぶん。

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