2020/05/10

A Summer Story

<2017.9.18書きかけ投稿>

めずらしく音楽以外の話題だ。

表題は、まだ大阪に住んでいたころに近所の映画好きの人から又借りしたレンタルビデオで、1988年のイギリス映画だ。大阪には1991年の春まで住んでいたから、90年前後の話だと思う。

なんで今頃にそんな古い話を持ち出したかといえば、森薫の漫画、「エマ」を読んで思い出したからだ。

で、なんでエマを読んだかといえば、昨日の台風で二階の部屋の窓のシャッターをおろしにいった時に、今は一人暮らししている次男の部屋にあったから。

というか以前から、もやしもんの石川雅之の絵柄によく似ているので気になっていたのだ。

****************

というところまでの中途半端な古い下書きを間違って5/8に公開で投稿してまっていたのを修正(^_^;)。

これを書きかけた2017年はまだ森薫という人を知らなかったけど、このあと息子がマルタ~アイルランドのワーホリに行ってる間に、「乙嫁語り」があるのを見つけて読みだしたのだった。

「乙嫁語り」はその後、このBlogで話題にもしてたけど、「エマ」の記事は下書きで忘れたままだったのを日付を新しくだけして下書き保存したつもりが公開になってしまって、なんてのはどうでもいいか。

で、何が書きたかったかって言うと、「エマ」は19世紀、貴族の家のハウスメイドのエマがその家の息子とよい仲になって、その後色々あったけど階級社会を乗り越えてめでたく結ばれるというハッピーエンドな話。

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一方で「A Summer Story」では、貴族の息子が自分の領地の別荘に避暑に来て、そこの奉公人の娘とよい仲になるけれども、夏が終わるとともに帰ってしまうという話、と思ったら、貴族じゃなくて若い法律家が夏に田舎にやって来て、みたいな話だったようだ、って全然覚えてなかったぞ(^_^;)。Turn Of Centuryと予告に書いてあるから、エマよりは後の時代だ。

 

こちらは「エマ」と違って階級社会のイギリスではこうだったろうという悲話で終わるのが、よりリアルで感傷的、心に残る、でもストーリーはほとんど忘れてた(^_^;)、ということだけ。

結局、昔のことで、何を書きたかったかも忘れてしまった内容のない投稿でぎょざいましたm(_ _)m。

きちんとしたネタバレのない概略などを知りたい方は、こちらのサイトなどをどうぞ。

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2019/12/31

大晦日に

なにか書こうと思ったものの、さて(^_^;)。

 

正月休みになったから、色々と音楽練習をしようと思っていたけど、今年は家内も息子も僕と同じ仕事納めでみな家にいるもんだから、気分的なもんだけど、ついついダラダラとしてなんにもしてない。

休み初日の一昨日はドラムやらVibをそれなりに練習したものの、昨日は爆買いした本のひとつ、「乙嫁語り」を一巻から読み直して日が暮れて、今日は買物についていったり・・・、しかしおかげで今年は家内が年賀状デザインを早めに描いたので、今日は自分の年賀状は全部印刷して出してきた(会社関係は昨日のうちに安直なデザインで出してしまった)、といっても大した枚数じゃないけど。

で、上の演奏はタールという中近東あたりの楽器で、これはひょうたん型の胴だけど、同族楽器で琵琶が小さくなったようなのがセタールといって、乙嫁語りの中でもセタールを弾いている場面があった、というのは後述。

で、セタールで安いのは2万円台からあるみたいで~~、と、また楽器増やしてどないすんねんってとこだな。

乙嫁語りを読みながら聴いていたのが、これもまとめ買いの一つのCDブック「IBN BATTUTA」で、この辺はFBに投稿したから重複だけど、下の写真は爆買した本に図書館で借りた本も加えて写した。

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手前の4冊がまとめ買い分でFBにアップしたときはこれに「スペイン音楽のたのしみ」というのも加えてた。

上の5冊は図書館で借りた本で、黄色と黄緑の表紙の「黄色い雨/フリオ・リャマサーレス」はもう読み終えて、ドラムの本2冊は参考程度で拾い読み、右端の西洋音楽史の本は以前に借りて読んでいるのをまた借りたんで、あとは黄色い雨の左にある「アンデスのリトゥーマ/マリオ・バルガス・リョサ」だけだが、買った本も読みかけたりで、返却期限までに読めるかどうか?

リャマサーレスは詩人でもあるということで、全編が詩的な描写で一貫しているが、1970年代に廃村になった実在の村を舞台に、そこに一人残された男と村の、死に至る孤独な過程を延々と描いている。途中で少々疲れてしまったが、日帰りバスツアーなどでたまに山中に孤立した集落を通ったりしたときのことが思い起こされた。

というところでもうすぐ今年も終わりなんで、FBと重複しますがさっさと終えねば。

IBN BATUTTAは14世紀のモロッコ人で、30年あまりをかけて北アフリカ、西アフリカ、東ヨーロッパ、中東、南アジア、中央アジア、東南アジア、中国を旅して旅行記を残した人(Wikipedia)で、CDは旅行記からの抜粋の朗読と、彼が旅した土地の音楽を順に演奏している。

曲集には「Improvisation」というのが多くあるが、少し前に読んだフルートの本ではヨーロッパでもバロック以前は即興演奏が普通だとか、インド音楽も即興が多いと記憶するし、ジャズのImprovisationも、もっと古いころからの伝統みたいなところから来てるんじゃないかと思うこの頃だ。

このセタール演奏のタイトルもImprovisationとなっているし。

「乙嫁語り」は最新第12巻。1年に1巻くらいのペースでしか出ないので、これまでの話をまた読み直したのは昨日の話。

セタールを弾いている場面がネットにあったんで拝借。画像はこちらの紹介記事から。

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数年前から読みだしたコミックで、主舞台は19世紀の中央アジアの地方都市、新婚夫婦と家族や遊牧民、カスピ海の近く、ロシアの南下なんて話が出てくる。

FBには「カザフスタンとかウズベキスタン、トルクメニスタンとか、よくわからんけど、」と書いたけど、12巻にトルキスタンという地域名が出てきて、それは上記に加えてキルギス、タジキスタンも含む地域のようだ。

若きイギリス人の探検家が新婚のいる家庭に同居して調査をしていてそれがまた違った彩りを添えているが、今は彼が一旦は戻るということでペルシャを経てオスマン帝国のカラチまで旅をして、その間に出会う色んな人が出てきて、しかし今のうちに調査をしなければ激動の時代に消えてしまうものが多すぎると、また中央アジアへ戻るという、いくつかの物語が平行して描かれている。ストーリーも面白いが、絵の描写力、描き込みの緻密さが素晴らしい。上の絵でもわかるが、衣装とか動物とか、一コマ一コマが図鑑を見ているようだし、実に活き活きと描かれている。遊牧民の騎馬隊と街の戦闘場面があるが、そこらのバトル漫画なんかとは比べ物にならないくらいに躍動感とスピード感、現実性を帯びていて実際の戦闘シーンを見ているようだ。

ついでながら、主人公たちが草原を旅しながら即興で詩を読んだり歌を歌ったりという場面もあり、ここでも伝統的に即興というのは珍しいことではないのがわかる。そういうのは河内音頭でもあるとか、キューバの音楽にもあるというのはたかけんさんが旅行記で書かれていてたような。

 -以下はFBそのまんまコピペ-

一方で去年からジャズの歴史をウダウダとみていうるうちに、北米から西インド諸島、中南米を経てスペインにいたり、スペイン文化にはイスラム世界が大いに影響したと知って中近東に至った(気分の話)。

まったく関係ないコミックとジャズが頭の中で別々の方角から中近東にやってきて、今はSavallのIBN BATTUTAを聴きながら「乙嫁語り」を読み直しているのが、なんともおかしい。

あとは、塩野七生描くカトリック・サイドの歴史物語をいっぱい読んだのでイスラム・サイドの本はないかと探して買った古本と、スペイン音楽の本がないかと探してこれしか見つからなかった本(は上に写真にない)、それからなんとなくのフィッツジェラルド/村上春樹訳。

さて、では恒例の除夜の鐘つきに出かけましょうか。

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2019/09/01

新海誠 一挙公開

これは今日のFBに一旦はアップしたものの、すぐに非公開にした記事。非公開にした理由はたいしたことじゃないのは後述。

で、まずは去年の3月に梅田の阪急デパートで開催されていた「新海誠展」を見に行ったことから。Blogには書いてなかったんだな。これはFBに書いた内容そのまんま。

-2018.3.27-

今日は、京都まで遊びに行った家内と、夕方に梅田で待ち合わせて、阪急梅田店で開催中の新海誠展に行って来ました。
梅田で待ち合わせ、っていっても勤め先から阪急で7分ですけどね。

夕食は久しぶりに昔なつかし新梅田食堂街、学生のころから変わらずあるお店でAランチ・・・、ランチといいながら閉店時間まであるというのがいかにも大阪らしいのと、注文すると5分もしないうちに出てくる。なんせ回転が早い。

阪急百貨店はやっぱりおしゃれですね。田舎のイズミヤSCとは大違い・・・、だけど今は同じ阪急系列なんで2000円以上のレシートを持っていくと先着順で催し物のペア招待券がもらえるのです。我が家のあたりからわざわざ梅田まで見に行く物好きはほとんどいないんで、ほぼ確実に手に入るという話。

新海誠はビジュアルアーティストですな、というのは当たり前なんだけど、映像美の比重が大きいんだと改めて思いました、といっても「君の名は」しか見てないので、あとは展示からの感想ですが。

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よく覚えてないけど、展示にあった「宮崎駿が『よりどころのないものは消えていく』みたいなことをいってるのには共感できない、人は最初から切り離されている」というような、ちょっと違ったかもしれないけど、新海誠の言葉がとても新鮮だった。

ま、明らかに世代が違うということですな~。どちらももっともな話かと思うけど、若い世代は新海さんに共感するでしょうね。今の世相には新海さんの意見の方が実感があるかと思う、という点ではより普通の人に近い立場で描かれているということかもしれない。

宮崎駿が不得手な男女のことを描いている点でも若者にはいいんではないかしらん。

新海アニメはCGだから、宮崎アニメみたいな原画というのがほぼなくて、絵コンテや線画に映像というのも新鮮で面白かった。

見ていない作品、というか全然知らないんだけど今までの作品をレンタルで借りようかという気にはなったのは確か、実際に借りるかどうかは、しらんけど(^_^;)。

 

-以上-

続いて今日の話。

去年の3月に行った新海誠展。

僕が見たのは劇場での「君の名は」だけだったんで、他の作品もレンタルで見てみようかと思ったまま忘れていた。

しかしありがたいことに昨日はCATVのAnimaxで新海誠一挙公開、16時~22時まで、「雲の向こう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追う子ども」、「言の葉の庭」を一挙録画(^^)v。

色々と事情があって見たのはまだ「星を追う子ども」と「言の葉の庭」だけ。

 

「星を追う子ども」はジブリのパクりまくり、その割には作り上げた世界観が雑すぎ、話の展開に無理がありすぎ、でも結構楽しめた。

 

「言の葉の庭」は我が家の42インチ画面でも映像美は素晴らしい。ストーリーもまずまずだけど、最後のクライマックスがあまりにベタすぎて笑うしかないかも(^_^;)、でも一応はハッピーエンドのようで、これはこれでよかった。

まだ見てないのが2つあるんで、時間ができたらゆっくり見よう。

今は9月の、ってもう9月だけど、14日はたかさご万灯祭のジャズギャラリー、17日は明石西部市民会館ロビーコンサートの出演があるのでなかなか気分が落ち着かない、と言う割にはのんびりしてるけどね。

-以上-

「君の名は」についてはBlogで書いていた。

君の名は

で、今日のFB投稿を非公開にしたのは、海外フレンドさんが夕闇の写真をアップして、「Try to remember、September 1」と書いてたのをみて、あ、9月なんだと今さらに気がついて、ならこれだろう!と差し替えたのがこちらの映像。以前にしばらくハマってたPomplamoose。

8月はBlog更新を1回しかしてなかったので、新海誠ネタはこちらに投稿しようということでした。

 

Try To RememberというとなつかしのBrothers Fourだ。まさに僕の青春、よりも前かな。とても好きな曲だ。

 

驚いたことに、Brothers Fourはメンバーの入れ替えはあるものの、まだ活動してるんだね。

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2018/04/09

自堕落な休日にはコミックを

今月でまた一つ歳をとって66歳、オーメン?

しかし毎年ながら自分の年齢が信じがたいが、先日、京都のターナー展を見に行って、ターナーは76歳没とあったんで、あと10年か、なんて思っても実感はわかないが、まぁ、この歳になるといつ何があっても不思議はない、とはいえ、アメリカでは銃乱射、シリアでは爆撃、日本でも血なまぐさいニュースとか、年齢に関係なく何があるかわからんけどね。

北朝鮮が日本に向けてミサイルを撃ってくる可能性はないと僕は思ってるけど、僕が生まれる7年前はまだ太平洋戦争末期で、多くの都市がアメリカに爆撃されていたわけだ。

通勤とかなにかで街中を通る時に、ここに爆弾が落ちてきすべてがあっという間に破壊され尽くすというのが当時は日常だったとか、ここにミサイルが飛んでくるとどうなるかとか、情景を漠然と想像すると、それは今のシリア情勢でもあるなどと思ったりもする。

というようなことから憲法改正とか軍備という話も出てくるんだろうけど、結局僕自身はもう過ぎた世代で、あんまり頭が回らない、・・・いつものことだけど。

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で、これは全然関係ない話で、だらだらと過ごす週休4日人間の一コマ。寒い時はねっとりした粉末のミルクティーが飲みたくなることがあって、買い物ついでに探したけど、このネッスルの分包のんしかなかった。

これがまたやたらと甘い上に人工甘味料のみなんで、なんか味がどうしても砂糖の甘みじゃなくて美味しくないんだね。

そこで水と牛乳をコップ一杯ずつでわかして、粉末一人前を入れる、つまり一袋で二人前にするとわりとましになる、といってもまだまだ甘すぎるんだけど、人工甘味料の不自然さはかなりやわらぐ、というのを即席コーヒーテーブル、ではなくてティーテーブルならぬスネア練習パッドの上に置いたの図。

カップは粗品でもらったリラックマのマグカップ。

新婚当時は割りと凝ったティーカップをいくつか買って飾り棚風にしてたのがあるんだけど、今は実用一点張りで、ちっとやそっとでは割れない粗品マグカップばかりだ。

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これはFBでこれまたゆうけいさんがレビューされていた、萩尾望都の「銀の三角」が右の本で、1982年の第4刷だから、新婚時代に買ったんだ。

横の「モザイク・ラセン」は昭和58年というから1983年初版本で一緒に本棚でホコリをかぶっていたので引っ張り出してきた。最初の数ページはカラーだ。

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ストーリーは読めば思い出すかと思うけど、まったく覚えてないな。

で、僕のあやふやな記憶では、この頃から萩尾望都の画風が変わったと思う。

それまでの少年少女的な絵柄から大人風というか、洗練されたともいえるし逆にエネルギッシュな画風が薄れたともいえるかと思う。

多くのファンはそれ以前の画風に親しんでいるようで、だから今、フラワーズで連載されつつある「ポーの一族」新シリーズの絵には違和感を覚える人も多いようだ。

それから左は、「乙嫁語り(10)/森薫」。

「乙嫁語り」は今はアイルランドにワーホリに行っている息子が読んでいた本で、8巻までで離日してしまったので、9、10巻と僕が買い足した。10巻は先月に出たばかりだ。

19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺を舞台にした物語で、実に細密な絵の描写力が素晴らしい。ストーリーはモンゴルの家族たちにふりかかる部族同士の衝突や南下するロシア、研究目的でやってきた英国人などの話で、ややご都合主義的なところもあるという批判もあるし、実際の当時の暮らしが本当にこうしたものだったかも知らないけど、圧倒的な画力でそういうことは忘れて読める本だ。

今日はモザイク・ラセンを読もう、ということで、この3冊も読書一覧に追加。

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2013/04/07

Vita de Vie feat Razvan Suma - Lasat pustiu (acustic)

またもやFBとかぶるけれど、サンフランシスコ出身でルーマニア在住のフレンドからシェアした映像。だからルーマニア語だと思う。

子供の頃から外国の歌を聴くのは好きだった。意味不明な言葉と旋律が面白かった。たぶん、声も楽器の音色の一つのように捉えていたんだと思う。

今でもたまに一人で車を運転している時、NHKラジオ第二でスペイン語とかポルトガル語とか韓国語とか意味不明なニュースを流したりする。旋律がなくてもなんとなく音が流れている雰囲気がいいのと、海外にいるような気になる。

だからか日本語の歌は滅多に聞かない。旋律が言葉の意味に捕らえられるのが嫌なのかもしれない。

これもFBから。1936年のアメリカのアニメーション。

このBomberは手塚治虫の悪役アセチル・ランプにそっくりだ。これを見ていると初期の手塚漫画はこうしたアメリカのアニメの影響が大きいのがよく分かる。

単純明快な世界、子供のころを思い出す。繰り返してみたくなってしまうのは、今の猥雑な世間から逃避したいだけかもしれないが。

Moyashimonこれは自前の写真で、誕生日の今日(7日)届いた「もやしもん」の12巻。まだ読んではいない。自分へのバースデープレゼントになってしまった。

これ以外に、村上龍の「55歳からのハローライフ」を注文し、村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を予約しているのだが、「55歳・・・」は、年齢はもうとうに過ぎたけれど意味ありげなタイトルにつられて注文してしまったもので、「をたないつくると、のの」は買うつもりはまったくなかったのだが、FBで紹介されていた虚構新聞の記事を読んでいるうちについ予約してしまった。これも大人買いの一種かもしれない。

タイトル長い… 村上春樹さん新作に略称募集

そうそう、しろくまさんから東播ジャズ倶楽部にお誘いを受けて入会することにした、といってもどういう活動をするのか全然知らないのだが。

東播ジャズ倶楽部 

Cherry1今日も稲美の図書館に行ってきた。風はきつめだけれど、青空に桜がきれいだった。関東ではもう散ってしまったらしいけれど、この辺りではやっと満開が終わって散り始めたところだ。

先週はコパフィールド君2巻を読み終えた後、篠田節子の「贋作師」を読み始めたらめっぽう面白くて、いつもよりずっと速いペースで終わってしまった。よく出来たミステリーなのだと思う、ミステリーについてはよく知らないけど。

絵画、画壇、修復などについてもよく調べて書いてあると思う。時代は80年代後半辺りのようなのでもう20年以上前のことになるわけだが、そうした古さを感じさせないところは、舞台設定を綿密にしっかりとしているからだろう。

読みやすいということもあるけれど、次にどうなるかという期待感を持たせ続けるのでどんどんと読んでしまう。ただ、それで終わってしまうところが僕にとっては娯楽性の強い作品のもの足りなさではある。

借りたままのリービ英雄の「大陸へ」はじっくりと読みたい本なので一向に進まない、というか最初の章だけ読んでそのままだ。

にも関わらず今日は白洲正子の名作といわれる「かくれ里」が目に入ってしまったので借りてきてしまった。これもじっくりとしか読み進めそうにない本だ。

それに加えてコパフィールド君3巻も借りてしまっているから、う~む、今週はどれを読んだらいいだろうか。

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2011/09/19

山本二三展 & イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

昨日はゆうけいさんがレビューを書かれていた山本二三展神戸市立博物館まで観に行ってきました。

Ts3p0985s 会期末が近いためか入場制限をするほどなので少々驚きましたが、展示が二階だけという場所の狭さからすぐに満杯になってしまうためだったようで、中に入るとそれほど混んでいるわけではありませんでした。

0105 内容については、ゆうけいさんのレビュー博物館の案内を読んでいただいた方がよいと思いますが、僕なりの感想をいうと、背景画よりもイメージボードの方が作品としては面白かったと思います。

0102_2 背景画は見方によっては精密に書かれた建築パースに似ているように思いましたが、アニメの背景としてはむしろそれ単体で作品としての主張をあまりし過ぎないようにしているようにも思えます。それに対してイメージボードはアニメ作品の場面をありありと表現していて、単体での主張がはっきりしていて見応えがありました。

0103 特に「火垂るの墓」のイメージボードは素晴らしかったです。舞台が神戸ということで特に力を入れた展示だったのかもしれません。

個人的に好きだったのは、ほとんど人目をひいていなかった、鉛筆だけで描かれた1987年当時の「現在の三宮駅周辺」で、震災前の阪急の様子が懐かしく思い出されました。また爆撃により燃え盛る家屋の情景は圧巻でした。

それから、透明感を生かす絵画の水彩画とは違って、大半の背景画は不透明なベタ塗りが基本であるポスターカラーで描かれていますが、その方がベタ塗りなアニメキャラクターにはマッチするのでしょう。そこには西洋絵画とは違った、日本あるいはアジア的な絵画のあり方も見えるように思います。(作品画像はすべて博物館のサイトから)

Ts3p0987s そして今日は、西宮大谷記念美術館まで「2011 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観に行ってきました。

Ts3p0988s 1978年以来ずっと続いている息の長い展覧会ですが、初めて観に行ったのは、新婚の時、もう30年くらい前のことだから、まだ始まって3~4回目だったということになります。光陰矢のごとしであります。その時のことはあまり記憶にないのですが、阪神香櫨園から暑い夏の日差しの中を美術館まで歩いて行った記憶は鮮やかに残っています。また今のような新しい建物ではなかったと記憶します。

昨年、子供たちと久しぶりというには長すぎるインターバルの後に行ったのですが、建物のきれいなことにちょっと驚きました。1991年に改築されたということです。今年は家内と二人だけで行きました。

昨年の展示では、子供向け絵本だけでなく、かなりシュールな大人向けの作品も多かったのですが、今年は子供向けと思われる作品が多く、その点では少々まとまりすぎていたような気もします。家内にいわせると小粒だそうです。展示会の内容については美術館の解説をお読みください。

昨年もそうでしたが、アジアの作品はいわゆる絵本のイメージで分かりやすいものが多いのに対し、ヨーロッパ各国の作品は今年も抽象的な作品が多いように思います。

Gior 見応えがあったのは、特別展示でイタリアの作家フィリップ・ジョルダーノによる「かぐや姫」の作品群で、日本のおとぎ話というイメージをひっくり返すような実にユニークな作品でした。さすがイタリア人。美術館からいただいた左の絵は、確か月からのお迎えの場面だったと思います。

Ts3p0989s 特集展示「関西ゆかりの9人展」にあった槙下晶の一連の猫作品は猫好きにはたまらない人気があるのだろうと思わせる微細な描写ですが、僕にはちょっとくどかった。入口やホールにも拡大印刷した展示があるくらいだから、やはり人気があるのでしょう。

日本人作家の作品が比率として多いので日本のレベルが高いということなのでしょうが、海外の作品をもっと観てみたいですね。

どちらの展覧会も会期は9月25日までです。

美術館続きの休日でしたが、来週は姫路美術館に「酒井抱一と江戸琳派の全貌」を観に行く予定です。

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2011/05/03

もやしもん in America - Grand Canyon

樹教授と蛍は沢木たちをレンタカーで追いかける(というストーリーも無理に二人を参加させているようで不自然な気がするが)途中、グランドキャニオンに立ち寄る。

「むこうの崖まで10キロ以上離れているらしいけどイマイチ実感ないよね」
「比較対象がないとですね」
「ウン デカすぎて逆に分かんないね」

Fh020003s 業界見本市と会議がラスベガスであった1992年に、たまたまグランドキャニオン観光に行くことが出来た。デカすぎて分からないというのはその通りだった。僕も他に形容する言葉がなくて、雄大とか何とかいってもしょうがないので、知りたい人は是非一度行ってみてください。

Fh020004s あんまりいい写真がないのが残念だが、順番にご紹介すると、左上はラスベガス郊外の小さな飛行場から観光用のプロペラ機で飛び立ったところ。右はコクピットというより運転席という感じだが、ヘッドフォンをしている人が操縦士で、その後ろは観光客。

Fh020017s これは飛行機の窓から写した写真で、中央から右にかけてテーブル状の台地があるが、こうしたところに飛行場というか、地面を平らにしただけのような滑走路があって、そこに着陸する。つまりこの台地に滑走路ができるくらいに相当な広さがあるということだ。

Fh020019s

これが搭乗した観光用の飛行機。ずいぶんと小さいけれど結構な人数が乗れる。こちらを向いているのは、一緒に行った同僚なので、ちょっとぼかしています。

Fh020021s テーブル台地の滑走路に降りてから、またバスに乗って観光スポットまで行くのだから、相当な広さだ。この人数が上の飛行機に乗っていたわけだ。

面白かったのは新婚さんがいて運転手が少々馬鹿にしたようにからかったときの会話だ。この写真ではちょっと分かりにくいけれど、青いTシャツの男性の左にいる黒い半ズボンの女性と白の半ズボンの男性のカップルがそうだ。

運転手:Where are you from? どこから来たんだね?
新郎さん:We're from England. イギリスだよ
運転手:Hey, do you have electricity in England? イギリスには電気があるのかい?
新郎さん:Yeah, we have Honda generators. あぁ、ホンダの発電機があるよ

もう少し込み入った会話だったと思うけれど、運転手のからかい半分の質問はアメリカ人のイギリスに対する劣等感とか複雑さみたいなものかと思うが、ホンダの発電機ときり返した新郎さんはさすがユーモアの国イギリスだねぇ。運転手も笑ってそれ以上はつっこめなかったみたいだ。しかしホンダというのがちょっとうれしかった。

このカップル、典型的なイギリス人なのかどうか分からないけれど、新郎さんはいつも正面を向いて先を歩き、新婦さんはいつもその後ろを静かについていくという姿が、何とも古典的なイギリス紳士あるいは貴族のような風貌を感じさせていたのが印象深い。

でもおかしかったのは、新婦さんが着ていたTシャツには、W.A.S.P.と書かれた文字の下にコミック風のいかにもアホという風情のアメリカ人らしき姿のイラストが描かれていたことで、後で英会話教室で話したら、そういうTシャツは日本人は着ないほうが安全だといわれてしまった。まぁ、白人が着ていたからよかったのだろうけど、ひょっとすると運転手がからかったのもそのTシャツのせいかもしれない。

このとき、僕は別な意味でのアホなジャケットを着ていたのだが、それはこちらに以前に書いたので省略。

Fh020020s 写真はないけれど驚いたのは、バスで到着した観光スポットではとてつもない断崖絶壁にもかかわらず柵とか保護になるものが一切なかったことだ。自己責任の国ということかと感心したのだけれど、恐かったねぇ。「もやしもん」の描写をみても今も柵はないみたいだ。

Fh020022s これはラスベガスの街中。当時はまだ今のようなアミューズメントパーク的な観光地にはなっていなくて、カジノとショーの街だった。フラミンゴホテルとか何とかいうところだったと思うけれど、ショーを見にいった時だと思う。本場のショーっていうのはすごいなぁ、と感激した覚えはあるけれど、ウィリアムテルばりの石弓のショーとマジックのショーが素晴らしかった以外はあまり覚えていない。

関連エントリー
- もやしもん in America - 星条旗
- もやしもん in America - Part I

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2011/04/17

もやしもん in America - Part I

もやしもん10巻、舞台は秘密、で始まるけれど、既にあちこちでネタばれしているので、アメリカが舞台です。

Moyasimon10

大体が、僕がこの本を買おうと思ってアマゾンをみたら、そこの書評に「アメリカ」って書いてあったもんだから、読み始めからネタばれ状態だったんだから、書評なんて読むもんではない。

さて、ストーリーについては色々と批判もあるようで、実際、舞台を無理矢理アメリカにするためにこじつけたような話といえないことはなくて、「結局なんだったんだよ」、といいたくなる気持ちもないとはいえないけれど、舞台のアメリカは、仕事とはいえ色々と思い出があるので結構なつかしかったりして楽しめた。

Ts3p0779s 最初に到着した街の情景も何となく見おぼえたあったような気がしたけれど、シルエットの橋と鋭角三角形のビルで分かった。サンフランシスコだ。

Fh030004sサンフランシスコは最初の1987年渡米時に一泊、その後一週間くらいの滞在が二回あって結構なじんだ街だし、毎年行っていたころは大阪からSFO経由で米国内へ往復するのが常道だったので、特にサンフランシスコ空港は何度も行っている。左の金門橋は1989年の写真なので色褪せてしまっていて、一応は修正したのだけれど、特に空が奇妙に白けてしまった。

Fh020010s_2 三角ビルはトランスアメリカビル(トランズと濁るのが正しいらしい)だ。写真があるから実物をみたはずなんだけれど、あんまり記憶にない。チャイナタウンの近くのようだ。チャイナタウンに行った記憶はある。

もやしもんでは「デッカイ街ですねー」というセリフがあるけれど、僕はそうは思わなかったけどなぁ。街としては東京の方がよほどでかいし、大阪でも大きいのではないかと思う・・・実際はどうなのか知らないけどね。ロサンジェルスは大きいらしいけど、行ったことはない。シカゴはでかい。

Ts3p0778s街の背景で架線がぐるぐる回っているコマがあるけれど、これはトロリーバスだ(右下写真)。 多分、サンフランシスコで初めて本物を見たのではないかと思う。あれ、僕の写真とマンガの背景がそっくりだ。ひょっとすると同じ場所か?

Fh030026sさて、沢木たちはサンフランシスコからロサンジェルスに飛んで、そこからAmtrakに乗るけれど、残念ながら僕はAmtrakは乗ったことがない。

Fh000013sただ1991年にソルトレイクシティーでウロウロしたときにRio Grande駅で撮った写真(左)に写っているから、見たことはあるのだ。もしまたアメリカに行くことがあって機会があれば乗ってみたいね。

Fh0000092s_2 車中で「畑かな・・・地の果てまでなんにもねェな」というセリフがある。僕は初めての渡米でシアトル経由アトランタに行ったのだけれど、シアトルからアトランタまでの下界がこれだった。下をみていても何にもないのでひと眠りしてまた下をみたら同じ景色だったという、そのばかばかしいほどの広さに驚きあきれ果てたのだ。

右上がその時の飛行機からの写真だけれど、延々とこの変な丸い緑が続いていて、その時はこれが一体何なのか分からなかった。これは巨大な回転するスプリンクラーで円形に灌漑された畑なのだった。調べてみるとその半径は100mとも400mともいうが、それがはるか地平線の彼方へと続いているのだから、ただ口をあんぐりとあけているしかない。

Mappu_usa2 沢木たちは、南西部のロサンジェルスから鉄道で北東部のニューヨークまでいったのだが、僕は北西部のシアトルから南東部のアトランタまで空路を行ったのだから、どこかでクロスしたわけだ。とにかくアメリカは広い。スカスカに広い。

-ゆっくりと続く-

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2010/05/01

あ~らら・・・、

機嫌よく「のだめカンタービレ」第6巻を読んでいたが・・・

おい、作者、これはいかんぞ!

Vibb

ヴィブラフォンのバーをいい加減に描くんぢゃない!!!(怒、・・・((苦笑

Vibbbb_2

派生音の間を塗りつぶしているのは、まぁ、許せるとしても、派生音はきちんと基音の間に、それからバーの幅も派生音も含めて低音から高音へ徐々に狭くしましょうね~。

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2010/04/29

バーター取引成立

「のだめ」にはまりつつあるかもしれない今日この頃、これはやはり原作を読まなければ。

というわけで、「のだめ」の単行本をため込んでいる息子と昨夜のうちに秘かにコンタクトし、見事「もやしもん」全巻(といっても完結してないけど)とのバーター取引に成功した。

Nodame ただし条件付き・・・姉には絶対に渡すなという厳しい条件が付いている密約だ。だから娘に見つからないように秘かに読まねばならない。(彼女に渡したら返ってこないから・・・だそうだ)

今日はまず一巻目を読んだのだが・・・・、もうLesson 2(第二話)あたりではまってしまった。

音大などで本格的にクラシックをされている方はどう思われるかわからないけれど、中途半端に楽器を弾く僕としては、「5分で読譜」とか、「楽譜見ながら弾く習慣がないんだよね」とか、「『なんとなく』弾くな」、とか「勝手に転調するな-」とか・・・・なんてところでツボにはまってしまって大笑いしてしまった。

まぁ、ちょっとこの指、変じゃね?って思うこともありやなしやだけど、コミックは音と動きがない分、それなりに音楽のところもサマになっていると思う。

それに対し、動いて音の出るアニメはその辺りが弱いので、だからアニメのだめはギャグが前面に出てしまってるといえるかもしれない。

ということで今は二巻の途中なんだけれど、ちょっと蘊蓄を傾けてみたくなるところ。

千秋のオリジナルを、のだめのピアノ、峰のヴァイオリン、真澄のドラムでジャズにアレンジして演奏する場面。

峰 「でもな~ やっぱ ベースがいないの 無理があるよな~」
のだめ「のだめの腕がもう一本あったら~~ ピアノでベースがやれるのにィ」

千秋「腕一本でよかったら 参加するけど-?」

かつて某大学の軽音楽部、一年後輩となる新入生、入学前から神童と呼ばれたピアニストW君は、左手でランニングベースを弾きながら右手で演奏するという特技を持っていた。だから腕がもう一本なくてもベースは可能なのだヨ、のだめさん。

実際のところ、ジャズの伴奏コードならベースの上に3~4音を重ねれば十分だから右手だけでも十分可能なのだ・・・・というか、以前にmixiのジャズ初心者セッションにヘボピアノで参加した僕なんか、普段はヴィブラフォンで4音以下しか鳴らしてないから、両手使って伴奏しようとすると指が余り過ぎて困ってしまった・・・いや、困る以前に指が動かなかったけど。

W君は何でも父上のバンドでピアノを担当したのだけれど、そのバンドにもベースがいなかったので左でベースを弾くことになったとか。 ちなみに彼は、JazMys氏PICK_CLIKCS氏の高校の後輩であるのだね・・・今でも仕事の傍ら大阪梅田の某所で演奏しているそうな。

Kotatu_2 もひとつ。

こたつ。

結婚以来、我が家にもコタツはない。だから我が家のお子たちはコタツを知らずに育ってる点だけは、千秋と一緒だね。寒い時、何度か娘が「コタツ買おうよぉ~」といっていたが、「駄目、駄目、No、駄目!」、千秋と同じ運命をたどるのは目に見えているからねぇ。

ところで冒頭のヴィブラフォンの上に「のだめ」を載せた画像が結構気に入ったので、携帯の待ち受け画面に設定してみた・・・・といっても使うことはほとんどないんだけど。

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