2019/02/20

灯台下暗しで、また本借りて~

灯台下暗し、とはこのことか~、っていうか~。

というのはFacebookの投稿なんだけど、ほんまはこちらにアップする下書きだったんで、またかという方もいらっしゃるでしょうが、だいぶ付け足し、後半は削除してます。FBの記事も何人かに「いいね」をいただいたけど、下書きだったんで閲覧不可にしましたm(_ _)m。

Voyage次号原稿の下調べであっちこっちの本やらYouTubeやらネット検索やらしてはしつこく投稿してたけどですね、こういう本が自分の家の棚で文字通りホコリを被っていたんですな。

Books

左が「大衆音楽の真実/中村とうよう」、赤いのが「ジャズの歴史物語/油井正一」、ついでにリコーダーは物置整理してたら出てきた、息子の小学校の時のもの。

本はほんまにホコリだらけで、たぶん20年以上前に近所に古本屋が開店したときに見つけて、こういうのもたまには読んでみたほうがいいかも、と買ったものの、当時は興味がわかずに結局読まず終い。

だから内容は全然知らない、これからのお楽しみ、っていうよりは去年からその関係本をいっぱい読みすぎて、もうちょっとしんどいな~ってのが正直なところ。

Books2

とはいえ、油井正一、中村とうようというその道の大御所の本だからね~。ボチボチと読もうかといいつつ、また図書館で本借りてきて、いつ読むねん!ってなのがこの写真(^_^;)。

左下のjazzlife誌は、赤松さんがパールから発売された電子鍵盤打楽器、malletstationのレビューをされているので買ったんだけど、それはもう読んでしまったんで残りの記事はまぁ、どうでもいいかな。

これもFacebookにはシェアしたmalletstationの動画。演奏してるChristos Rafalidesはパールのエンドーサーになっているプレイヤーだそうだ。

malletstationについてはMalletKATと弾き比べてみたいけどね・・・、って、実は先日、加古川にある森岡楽器主催によるデモ演奏を見てきたんだ。それはまたの機会に書くかも?

真ん中にある「JAZZ IS/ナット・ヘントフ」は先月借りてきて、まぁ、ほぼ読み終わるところだけど、ジョン・コルトレーンの項でなんかしんどくなって中断している。

右下はもう読み終わってるけど、ジャズ・ピアニストの山中千尋のエッセイ集「ジャズのある風景」、まぁ、思いつきで書いてるって感じの軽い読み物で、加古川にあるbook cafe「されど」で借りたんだけど、もうとっくに返さないといけない本。

その上に乗っているのはパラグアイのギタリストBerta Rojasが古今のブラジル音楽をオーケストラやブラジルのプレイヤーと共演したCD。

BertaさんはTatyanaさんとともにずっと注目しているギタリストで、Facebookでフォローしている。

先日、加古川で東播ジャズ倶楽部の懇親会があったときに、jazzlifeの赤松さんの記事を読もうと、駅前のデパート(やまとやしき)に入っている紀伊國屋書店で探したけど見つからず。レジの女の子に聞いたら「取り寄せになります」っていわれて、で、アマゾンで買うなら送料がいるんで、このCDと一緒に買ったのだ、っていってもついでに買ったわけではないよ。

しかし紀伊国屋書店はフロアの半分くらいを占めてるくらいなのに、ジャズ関係の雑誌は全然置いてなかった。

で、CDの横にある白い本は「ぼくはスピーチするために来たのではありません/G・ガルシア=マルケス」。最近は資料的なものばかり読んでたんで、小説も読みたいなと、なんとなく図書館で目について借りた本。

その上の赤い本は「ロックンロールの時代/萩原健太」、アメリカ音楽の関連資料として借りたけど、興味のあるところはだいたい読んだかな。

その横は「太鼓の文化誌/山本宏子」、タイトルが気になって目次を見たら、アイルランドとかバウロンという言葉があって、これは読まなきゃ、っていっても読む時間があるかどうかだね~。

そして最後の左上は「ギリシア人の物語-I/塩野七生」、全3巻が完結したので借りてきたけど、これも読む時間がね~。

あ、スペイン語の勉強もしなきゃ(^_^;)。

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2019/02/10

African Rhythm

またSwing関連の話。

IrishとかSpanishとかヨーロッパ伝来の話が多くなってしまっていたけど、今回はアフリカン。

この映像はFacebookでシェアされてたガーナのAGBEVEKORFE RENAISSANCE BRASS BANDの演奏で、ガーナの伝統民謡とGhana Nyigbaという2曲を編曲したものだそうだ。

で、これを見て聴いて、これは何拍子であろうかという話。

ブラスの音を聴いていると、普通の2/4拍子のように聞こえませんか?あるいは3/4拍子?

でもね、彼らのステップをみると明らかにシャッフル、つまり12/8拍子なんだな。

最初のカウベルのカウントとシェーカー(右端の女性)は、2,2,1,2,2,2,1で、以前に書いてた「アフリカ音楽の正体/塚田健一」にあった、2,2,3,2,3のリズムに似ている。

といってもわかりにくいので、パターンを書いてみた。

Africanghana

真ん中の段がカウベルのパターンで、4分音符2つが3組(6/4拍子)のように聞こえる。

それを12/8拍子のアクセント位置で記したのが上段の8分音符の下側に書いたアクセントで、2,2,1,2,2,2,1の位置になる。

上段の上側につけたアクセントがアフリカの基本リズムという2,2,3,2,3の位置で、同じ位置に下側のアクセントもある。

一方で下段の符点4分がブラスの足の動きだ。

しかし映像の前列のそれぞれの太鼓とかブラスのメロディーがどういう風に上に書いたリズムと関係しているのか、なんど聴いてもわからん(T_T)。

とにかく複雑なリズムなのに少年レベルで当たり前のように演奏しているリズム感がなんとも驚異的で見事だ。

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2019/02/07

A Song is Born - Movie 英語完全版

前回の「Roots of Rhythm」の映像を見つけたより先に見つけていた映像がある。

先月にアップしてた映画"A Song is Born"の英語完全版、それも英語字幕付きだ!

といっても設定で字幕設定をしないと出てこないが、少なくとも英語は正確に違いないし、日本語設定にすれば変なところはあるとはいえ、日本語字幕も出せる。

これで映画が全部鑑賞出来るだけでなく、"The History of Jazz"の正確な文章がわかるぞ~(^o^)v。

その前に、17分の辺りで当時のポップなスタイルの名前が出てくる。

Sure. There's swing, jive, jump....
Blues, two-beat Dixie, rebop and...

以前にたかけんさんからコメントをいただいたことだけど、RebopというのはBebopの初期の名称で、イギリスでは1970年代まで通用していたとUrban Dictionaryにあった。

他のスタイルの具体的な内容はまたのこととして(いつのことやら(^_^;)、気になるのが、two-beat Dixieという名称だ。

日本でいう4ビート、8ビート、2ビートとかいうのは和製英語で海外では通用しない、というのは恥ずかしながら去年まで知らなかった。

4ビートはswing feelとか4th note feel、8ビートはstraight feel、8th note feelなどというらしい。2ビートはなんだったかな、balladだったかな?

ではここに出てきたtwo-beatって何かって調べたら、コロンビア大学(たぶん)のJazz Glossaryに出ていた。

two-beat

Also "playing in two." A form of rhythm organization in which the first and third beats of the bar are emphasized (particularly by the bass), often leaving the second and fourth beats silent, with a resulting "boom-chick" feel. Two-beat was especially common in early jazz, but can be found in all eras.

日本で2ビートといえばスローなバラードを指すことが多いが、全然違っていて、1、3拍目を強くする、いわゆるオンビートでベースを弾くスタイルだ。そうえいばデキシーやニューオリンズジャズではチューバが、ボッ、ボッと1、3拍目でなっているね。

テンポも速くて日本とは全然違う意味なんだ。

このJazz Glossaryも色々と参考になりそうだ。

ということで本編-"The History of Jazz"-Danny Kaye扮するProf. Frisbeeが洒落た台詞で始めている。

Let's start on the downbeat and take off!

太字のところが聞き間違いで訂正した部分だが、割とよく聞き取れていたと思う・・・実は再生速度を75%に落として聞きとったのでした(^_^;)。

The History of Jazz

From Africa came the first musical instrument, a drum.
A hollow trunk of a tree or a taut of animal hide supplied the rhythm or beat.
To the basic rhythm was added the human voice.
Next, the first wind instrument, the shepherd's flute.
The basic beat of the tom-tom, the same thematic strain of the chant that was carried across oceans and contained in early Spanish music after the invention of the guitar.
It spread to countries which share the Spanish language.
Cuba, Western Indies, and South America where the rhythm or beat assumed a new form of expression.
The ever-winding cycle finally reached the shores of the southern United States where the beat was momentarily lost, but the melody was woven into the pure Negro spiritual.
And the beat returned.

この前の場面で、黒板に「Origins of Jazz」のチャートが出ているので、エクセルで再現してみた。

Origins_of_jazz

右下の欄は画面がボケてて読み取れなかったので予想した内容。

それからProf. Frisbeeの説明にあった、スペイン~中南米から合衆国へつながる矢印がなかったので、それを一点鎖線の矢印で付け加えた。

とはいえ、この図で目新しいことがわかったわけではないんだけどね。

映画のストーリー自体は他愛のない恋愛映画だけど、いわゆるジャズレジェンドがいっぱい出演しているというのが今となっては一番の目玉だろう。

最後に主演の二人と、錚々たるミュージシャンたちのリストを英語版Wikiから引用。

Danny Kaye as Professor Hobart Frisbee
Virginia Mayo as Honey Swanson
Benny Goodman as Professor Magenbruch
Tommy Dorsey as Himself
Louis Armstrong as Himself
Charlie Barnet as Himself
Lionel Hampton as Himself
Mel Powell as Himself
Buck and Bubbles
 Buck Washington as Buck
 John William Sublett as Bubbles
The Page Cavanaugh Trio as Themselves
The Golden Gate Quartet as Themselves
Russo and the Samba Kings as Themselves

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2019/02/04

Roots of Rhythm

もう二月、というところでこんなのを見つけてしまった。

タイトルもずばり「Roots of Rhythm」で、なんと3部構成でそれぞれが50分以上の映像だ。Harry Belafonteがホストをしている。

まだ全然見てないので、単なる覚書。

Part 1

Part 2

Part 3

さていつになったら終わることやら(^_^;)。

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2019/01/30

Voyage @ PRAY NOTES

先日の日曜日、久しぶりにVoyage編集委員会があった、っていってもほぼ雑談みたいなもんだけど。

場所は明石駅近くに去年、開店したばかりのジャズ喫茶、PARY NOTESだ。

Akimg1375

JR明石駅で降りて明石城のお堀沿いに歩くこと13分ほど。

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住宅が建て込んだ奥まったところにある。

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店内には立派なグランドピアノとウッドベースが置いてある。ベースはマスターが練習しだしたからだそうで、ピアノは声楽をされていた奥様用。

マスターは建築デザインが仕事というだけあって、隅々までこだわりと気配りが感じられる内装だ。

オーディオ好きからジャズが好きになり、好きが高じて定年後に自宅を改装されたとのことで、Googleストビューではまだ住宅だった。

こんな近くにこんないいところが出来たのはとてもありがたいので、これからは東播ジャズクラブでも利用させていただこうという話になっている。

PRAY NOTESについては、大学の先輩のJazMys氏が訪問記を書いておられる。

JazMys Blog 明石のPray Notes

大阪ご出身とはいえ町田市にお住まいの先輩が明石やら加古川やらのローカルな情報を得て出かけていかれるというのは、まったく頭が下がる思いだ。

住宅街ということとご夫妻とも別の仕事もされているので、営業は水木金日の午後1時から6時まで、平日は奥様しかおられない。

毎月第4木曜にセッションがあるものの、それも午後1時からだからサラリーマンは行けないが、僕は週平均3日勤務の嘱託契約社員なんで、こんどのセッションは行ってみようと思う。

といっても「Vibを入れるのは無理ですね~」といわれたんでエレガットだな。

Vibといえば先日、今年初の練習を加古川のブラウアー音楽アカデミー&練習場でしてきたのだ。AdamsのVibが800円/日で借りられるのは実にありがたい。

Akimg1367

メンバーは万灯祭なんかでご一緒したサックスさんとベースさん。

加古川のアラベスクホールで毎年秋に開かれる、アマチュアばかりによるコンサート、Kakogawa Fresh Artist Concert "Acoustic"にエントリーしてみようという話をしている。

このコンサートはアコースティックのみで、電気系を使う楽器は出演できない。

去年の募集要項はこちら

出演は15分、3曲以内だから今から準備すればよいかというところ、Freshには程遠いメンバーだけどね。5月か6月から申込受付で音源審査があるから用意しないといけない。

まずやってみようというのは、ここでも紹介したことのあるオランダのVincet君のオリジナル曲だ。

これはノース・シー・ジャズフェスティバルでのライブだが、このジャズフェスは連載中のジャズ漫画「Blue Giant Supreme」でよく話題に上がっている。

ノース・シー・ジャズフェスティバルはスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルなどに並ぶジャズフェスで、出演するのはかなりレベルの高いジャズメンと漫画では紹介されていて、それにVincent君が出演してライブアルバムを制作しているので、驚いている。

Vincen君とはFacebookを始めた頃からのフレンドで、当時はまだ音大の学生さんだったのに、いつの間にかノース・シー・ジャズフェスティバルに出演するまでになってたんだな~。

アルバムを買ったりコメントやメールの交換もしたとはいえ、Facebookフレンドでしかないけど誇らしい気分だ(^o^)v。このライブアルバムもmp3のDL版を購入したら、後でwavファイルの完全版を送ってくれた。

ドラムがいないので、雰囲気はこちら。

ドラムなしで聴かせるのは難しいところだけどね。

他には Take The A Trainとか、Jorduなんてのもあがっている。

Gary BurtonとJay Leonhardのデュオだけど、テーマはサックス予定。

このアルバムは他に、Joe Beck (g)、Clark Teryy (ds)が参加していてエリントン・ナンバーばかり演奏してるという珍しいアルバムだ。以前にアップしてたかな?

このVibのGiovanni君も以前に紹介している、Facebookで知ったイタリアのプレイヤーだ。

これもテーマはサックスでもう少しゆっくりめ。ドラムもいないしこんなエネルギッシュな演奏は無理だしね(^_^;)。

このくらいのテンポならいけるだろうという話。

オリジナルのDuke Jordanの演奏はこちら。

あ~、しかしVoyageの原稿にもうとりかからないと(汗。

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Lem Winchester

タイトルのまんま、ロシアンルーレットで亡くなったことで有名なVib奏者だが、僕はほぼ聴いたことがなかった。

最近は「ほぼほぼ」っていう人が多いけどね、「ほぼほぼ聴いたことがない」っていうと、「ほぼ聴いたことがない」よりも少しは聴いてたかも、ってニュアンスになるかしらん? 僕は使わない言葉だけどね、ってどうでもいい話。

最近、学生時代の後輩がFacebookでLPの紹介をしてたんで、YouTubeで聴いてみた。

学生のときに先輩からロシアンルーレットの賭けで亡くなったと聞いてたんで、 ちょっと調べてみたら、英語サイトではどこも「銃のトリックを友人に見せよう として失敗した事故だった」と書いてあるので、さらに調べてみた。

History Matters: 'Bop Cop' Lem Winchester

こちらにもっと詳しい情報があった。

もともと無謀で気性が激しいとか、 躁鬱の気があったらしいとか、たちの悪い悪戯をしたりとか(警察のロッカーに爆竹しかけたなんて信じられないようなのが書いてある)、警官を止めたのも奥さんに暴力をふるったので警官を続けられなくなったとか書いてある。

件のロシアンルーレットも賭けではなくて、バーでたまたま店主が銃を持っていたので警官時代にやっていたトリックを見せびらかそうとしたのが失敗した、とある。

“And he had a headache so he asked the bartender for an aspirin - so when the bartender opened his drawer, he was actually the owner of the club too - Lem Winchester saw that he had a gun, so Lem Winchester said let me show you this trick I used to do with my police service revolver,” Davidson said. “So he used to take out all of the bullets in step 1, and he used to put it to his head and go click and scare the living daylights out of his friends.”

But this time his Russian roulette trick didn’t work.

“He screwed up the trick and blew his brains out,”

まぁ、ネット情報なんでどこまで本当かわからないけどなんとも悲しい話だ。

日本語のサイトでは色々と尾ひれがついて、ステージでロシアンルーレットをやったとか、警官の仕事のストレスが半端じゃないからそういうことをしたんだとか、あることないことまことしやかに書かれている。

これが後輩がおすすめしてた「Like Someone In Love」。

なるほどね、っとはいうもののこの時代のジャズはやっぱりCDを買おうとまでは思わないなぁ。

ところでこの出だしのテーマバックでのVibの音を聴いてなんだかなつかしい感じがして思い出したのが下のアリア(Place Vendôme/The Swingle Singers & Modern Jazz Quartet)だ。

最初のテーマ繰り返しになったところで入るVibのバックのソロのラインが同じじゃないけど、なんだか似ている気がする。

Lem Winchesterの録音が1960年、アリアは1966年でWinchesterの方が古いから、生きていたらMilt Jacksonと双璧をなしていたかも、というのはうなづける演奏ではあります。

ただ、この2曲だけを聴き比べたところでは、LemさんよりMiltさんの方が僕にはすっと心に響いてくる。

といっても6年の差があるからそれだけ力量差も出てるだろうし、もっといえば、アリアの方は高校のときから散々聴き倒して身に染み付いているというのが大きいんだけどね。

以前にもどっかで書いたけど、あ、いやVoyageの去年の記事に書いたんだけど、Gary BurtonよりもMilt JacksonのVibの方をずっと先に聴いていたんだな。

ま~、なんというか、一度だけ昔のBlue Note OsakaでMilt Jacksonのナマの演奏を聴いたんだけど、それはそれは素晴らしかった。

最初の音を一つ、ポ~ンと叩いた響きだけで心が揺さぶられるようにジ~ンときたし、ライブを聴いてるうちに涙が出てきたのはあれが最初だ。Burtonの演奏でもそこまでは心に響かなかったんだな。

とはいえ、それは高校の頃から耳に親しんでいた音が、僕の心の底の方にあった音の記憶と共鳴したのかもしれない、なんて柄にもないことをいってみたり(^_^;)。

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2019/01/28

African Shuffle & Shuffle Today

ディケンズの「アメリカ紀行」にシャッフルと出ていたので、Irish Shuffleの映像をアップしたけど、African Shuffleの映像もあった。

これも出始めは12/8拍子な感じだけど、踊りだすとややゆっくりの12/4拍子みたいな感じ? かなり複雑でよくわからない。ラッパのような音とメインで鳴ってる太鼓は始まりの頭がずれてるような?

「アフリカ音楽の正体/塚田健一」によると、複数の楽器がそれぞれバラバラな演奏をして全体で別のリズムが聞こえるとか、そもそも楽器どうしの始まりが同時でなくずれているとか、かなり複雑らしい。

ダンスはIrishのようではなくもっと地を這うようなビートで、これがアフリカらしさなのだろうと思う。

とはいえ、これまでも12/8拍子とかダンスが跳ねるの跳ねないのという僕の屁理屈に合うような映像をYouTubeで探してきたりしてるわけで、まぁ、情報操作というか誘導というか(^_^;)。

いってみれば「トンデモ」とか霊感商法にも似たりといわれける、かも?

も一つ

12/8というよりは3拍子といったほうがよいくらいなテンポだけど、途中からわからなくなる。

Irish Shuffleで検索すると、こういう3連系じゃなくて、最近のテンポの速いポップ(なんと呼ぶのかしらない)な音楽に乗ったShuffleが多いし、ダンスと関係なく適当な音楽をかぶせてしまってるのも多い。

Irish Shuffleなどのステップが今風に変化してるってとこかな。

ディケンズの書いてたもう一つのダンス、カットとクロスカットのそれらしい映像はYouTubeでは見つからず。英文の解説はあったけど面倒くさいのでもういいや。

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2019/01/22

A Song is Born - Jazz & Latin America

Swing関連でダラダラとYouTube検索して偶然見つけたのが、今回のタイトル映画「A Song is Born(Danny Kaye主演、1948年)」の1シーン、浜崎あゆみの歌に同名の曲があるらしいけどそれは知らない。

今や伝説のプレイヤー達が出演(一部は代役らしい)してるけど、それよりDanny Kaye扮する教授が朗読するのが、"The History of Jazz"というんで聞き取ってみたら、意外や意外な話だったんだな(YouTubeの再生速度を落としても聞き取れないところとか、わからないところがあったけどね)。

The History of Jazz
From Africa came the first musical instrument, a drum.
A hollow trunk of a tree or ?(tore of) animal hide supplied the rhythm of beat.
To the basic rhythm was added the human voice.
(Next) the first wind instrument, the shepherd's flute.
The basic beat of the tom tom, the same (semantic) strain of the chant that was carried across oceans (which) contained an early Spanish music after the invention of the guitar.
Spread the country was the shared Spanish language, Cuba, Western India, and South America were the rhythm of beat (the) soon the new form of expression.
There's the winding cycle finally reached the shores of the southern United States where the beat was momentarily lost.
But the melody was woven at the pure negro spirit.
And the beat returned.

映画"A Song is Born"は恋愛ミュージカルだし、1948年の映画だからこのジャズ史もどうなんだと思ってしまうんだけど、ジャズは、アフリカのリズムにスペインのギターから中南米を介して合衆国南部の海岸にたどり着いて、それから黒人が・・・、なんてのは聞いたことないですよね?僕が知らんだけかな。

シンプルなジャズ史は、フランスやスペインの統治だったニューオリンズで生まれたってのが通説で、そこに中南米は出てこないと思う。出てくるにしても、ジャズがある程度形になってからそのスタイルを取り入れたみたいな話ではないかな。

ジャズ史がアカデミックに研究されてくるのは、1950年代以後の公民権運動とリンクして黒人のアフリカンルーツ意識の芽生えと文化人類学の研究が白人-黒人の対立/共存的な文脈で語られ出してからだそうだが(ちょっといい加減な要約かも)、この映画は1948年だからそれより以前の話だ。

実はこんな話は「アメリカ音楽史/大和田俊之(講談社)」にいっぱい書いてあって、それは近年のアメリカにおけるヒスパニック(ラティーノ)系人口の急増により、ジャズを含むアメリカ音楽史も従来の黒人/白人の図式ではなく、南北アメリカの視点から大幅に書き換えられてくる可能性があると書いてある。つまり最近の研究の傾向であって1948年頃の話ではない、ってことだけど、実はこういう意見がすでにあったんだ!って驚いたのだ。

というところで、前回の最後に書いていた、ダンスとアメリカ音楽とハバネラの関係につながるのであります。

ハバネラWikipedia日本語版

イギリスあたりのCountry Danceがフランスの宮廷に入ってContradanseとなり、それがフランス領ハイチを経由してキューバに渡ってハバネラ(Contradanza)となり、それはまたスペインに逆輸入されて数々のハバネラの曲が作られる。

英語版WikiではContradanzaがタイトルで、「Habaneraともいう」と書いてある。

Habanera

Wiki英語版にあったHabaneraのリズム、上が基本で下はヘミオラと書いてあった。

もととなるEnglish Country Danceで、ご覧の通り、例の12/8拍子だ。なんとルネサンス期からあるという話だ。

そしてフランスに渡って宮廷のContredanseとなる。これも12/8拍子だ。これがキューバに渡ってハバネラになるんだそうだが、このつながりは今ひとつわからない。

いずれにしろ、どちらも以前から書いていたIrishのJigとかなんとかと同じ12/8拍子系なんだよね。

で、前回書いてたハバネラが合衆国アメリカに渡ってジャズやカントリーに取り入れられ、そしてプレスリーのロックになる、というのは実は以前からよく指摘されていた話だそうだ(アメリカ音楽史)。

こういう話とは別に、ジャズのSwing時代というのがあるけど、その同時期にWestern Swingというのがカントリー音楽で起こっているとかで、色んな話が錯綜していてまとまらないけど、ジャズは黒人の音楽というのは公民権運動などの黒人意識の高まりとリンクしたステレオタイプ的な発想で、実際には合衆国の黒人&白人にさらに中南米、スペイン、ロマとか非常に複雑に絡み合って出来ている、というのが最近の実感、っていっても多分に「アメリカ音楽史」の影響だけどね。

ベニーグッドマン楽団とほぼ同時期に結成されたのがこのBob Wills & his Texas Playboysだそうだが、Swing時代の立役者、あるいはそれ以前もジャズ黎明期には白人プレイヤーがとても多いんだな、ってのも最近の実感。

もう長くなったんで、さらにまとまらない話だけど、イギリスの作家Charles Dickensは1842年に渡米して「アメリカ紀行(上、下)/訳者略(岩波文庫)」を書いてるんだけど、その中で、ニューヨークのファイヴ・ポインツにあるアルマックスという場末のダンスホールに行ったことが書いてあって、混血のダンサーがシングルシャッフル、ダブルシャッフル、カットとクロスカットというダンスを踊るとある。伴奏は黒人のヴァイオリンとタンバリン。

これがIrish Shuffleだがまたしても12/8拍子で、これがNYのFive Pointsでタップダンスになることは容易に想像できる。

ついでにイーブン系4拍子(たぶん)のダンス。

これを出したのは、上の方のイギリスやフランスのダンスを見てもわかるけど、基本ステップにいわゆる「スキップ」があるということだ。「タラッタラッタラッタ、うさぎのダンス~」で、日本人にもなじみやすいリズムじゃないかしらん。

つまりこのスキップのステップが3連系の音楽とともにアメリカのダンス、そしてSwingになっていったんじゃないかというのが今の僕の想像であります。

というところで、今日はおしまいなんだけど、「中南米の音楽/石橋純(東京堂出版)」には、中南米の音楽の起源の中にイベリア半島にある「型と即興」というのがあって、これは単純な循環コードの型みたいなのがあって、テーマを繰り返しつつ、それに基づいて各演奏者が即興演奏をする作法が16世紀スペインで起こってヨーロッパ中に広まって、それが中南米に行ったという、つまりはこれはジャズのセッションと変わりがない!ってな話がそんな昔からあったわけで、またまたびっくりと、どこまで行くのやら(^_^;)。

では終わりのおまけで、A Song is Bornの映画全編がこちらにあった、っていっても全然見てないけど。

そのうち削除されるかもしれないけど、最初に出てくる、おなじみのライオン、Metro Goldwyn Mayerは超有名だけど、Gary Burtonの二人目の奥さん、実はBerkleeでの生徒だったんだけど、この創業者Samuel Goldwynの孫娘だったそうな(Gary Burton自伝より)。

翌日訂正:動画を全然みてなくて、たかけんさんのコメントからロシア語らしき解説が入っていて台詞がほとんど聞き取れないことがわかったので検索しなおしたんですが、英語版はあったものの音声がおかしくてとても見れたものではありませんでした。そのかわり映画の紹介動画があったのでアップしておきます、英語ですが(^_^;)。

スペイン語吹替え版はロシア語版よりはまだましかな。

最初にアップしたロシア語解説がうるさいバージョン。

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2019/01/19

CD取り込み作戦 - 取りこぼしたら、Hound Dog

未だに音楽はDLとかオンラインのSpotifyよりもCDを買いたがる古い人間でございますが、聴くのはまともなオーディオ装置がないとか、CDを整理してないとか(どこに何があるかわからない)で、とにかく買ったらPCに取り込んで、今は販売終了した「Vaio 一体型PC」の、オーディオ環境としては決してよいとはいえない、というより貧弱な再生装置で聴いているのが実情。

とはいえ、買うだけ買ってそれっきりというCDもあったみたい(自覚がない)で、そういうのは当然ながらほとんど聴いてないわけで(^_^;)。

そんな一つが、このLuneSonneという、ギター(坂野いぶき)とハンマーダルシマー(近藤彩音:パーカッション全般も担当)のユニットの自主制作CD。

このCDは、東播ジャズ倶楽部つながりで知りあった地元のギタリスト三ツ村洋平さんとこのユニットの共演が一昨年の7月、加古川のチャッツワースという紅茶専門店の二階にある小さなホールで開かれたときに購入したものだ。

Vib演奏されてるなら、ハンマーダルシマーも興味があるでしょう、と三ツ村さんにお誘いを受けたライブで、とてもよかった、ってまぁ、表現力や語彙が乏しいんで、楽器の写真をアップ。

Adsc_0157

これがハンマーダルシマー。いい加減な記憶で確認してないけど、中近東~東欧からヨーロッパ、南欧とかあちこちに類似の楽器があるみたい。

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こちらはダルシマーを叩く木製の、なんだろう、撥といっていいのかな。奏者の近藤さんの知り合いの木工作家さんに作ってもらったものだそうだ。

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こちらは二人のギタリストのギター群、ってどんだけ持って来たんだってところですな。まぁ、プロのギタリストが何本もギターを持ってるのは珍しくないようだけど、色々と使い分けも楽しかった、っていっても記憶の彼方だけど。

Anthem

LuneSonneのCDはPCの横にずっと置いたままだったんで、改めて思い出してPC取り込みしたんだけど、次のは、あれ、これ取り込んでなかったんだっていう、Ralph TownerのCD、"Anthem"、そういえばどんな曲が入ってたか全然記憶にない。

といってもCDの演奏はYouTubeに見当たらなかったんで、ライブ映像であります。

PC取り込みはずいぶん以前、まだこのBlogを初めて間もない頃に始めたんだけど(Diditization Project X-Files・・・2005年末、13年あまり前だ~)、そのときは何も考えずに取り込んだんで、ビットレートが56kbpsという低音質で取り込んでしまったので、たまに気が向いた時に320kbpsで入れ直してるんだけど、今回はそれで"Anthem"に気がついたという次第・・・、だけど、いつ、どういう経緯で買ったか全然記憶にないのだ(^_^;)。

ついでに2005年のタイトルは、Digitilizationと書いてて、これはDigitalizationの間違い、さらにいえば僕のやってたCDや紙媒体のデジタル化はDigitizationという方がよいらしい(デジタル化 DigitizationからDiditalizationへ)ので、訂正いたしましたm(_ _)m。

とまぁ、どうでもいいメモ書きだけどLuneSonneの曲がアイルランド民謡で12/8拍子と、このところのSwing関連の記事とのつながりということで(^_^;)。

そうそう、音楽の歴史にはダンスが非常に密接につながっているというのが今回のSwing関連でよくわかったことだけど、その中で、ハバネラというのはCubaのリズムで、そのもとはフランスのContradanse (Contradanza)で、さらにそのもとはイギリスあたりのCountry Danceから来ていて、さらにハバネラがアメリカ合衆国にわたってジャズ~カントリーを経由して、ロック&ロールの始まりとされるプレスリーのHound Dogのベースパターンになったという説が最近知ったこと。

これはまた次の記事でも・・・、たぶん?

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2019/01/11

12 beat Flamenco Compás: Bulerías

冬休みが終わってBlog連続更新も終わりとか書いてたけど、相変わらず更新してるのは、Facebookをあんまり見ないし更新もしなくなったからだ。やっぱりBlog書いてる方が自分にはあってると思う・・・、また気が変わるかもしれないけど。

さて、図書館で借りた「フラメンコのすべて/有本紀明(講談社)」を少し読み始めて、びっくりしたことがある、っていっても書いてあるんだから周知のことなんだろうけど。

フラメンコには4コンパスと12コンパスの二つのリズムがある、っていうのは4拍子と12拍子。

12コンパスは、3,3,2,2,2、というパターン、これは以前に書いたアフリカの基本リズム=2,2,3,2,3をひっくり返したような似たパターンで、12/8拍子だ。

というところで便利な世の中、YouTubeで早速検索したところで、わかりやすいのがこの映像だ。

こちらはフラメンコ・ダンスのプロモ映像で、テンポはもっと速いが、3,3,2,2,2のリズムで合わせられる。

このパターンで有名なのが、上の映像のタイトルにもあるけど、ウェストサイド物語のAmericaだ。

もう一つの4コンパスは次の映像にあったけど、スペイン語だ。興味のある方は字幕をONにしてみてください。

1:15辺りから説明があって、黒板に、Compas Binario (4 Tiempos)と書いてある。

その例として、Tango、Rumba、その他いろいろと挙げているが、これはその中のFarruca。

フラメンコの本はほんの最初を読んだだけだし、この辺の映像をみただけなんで思いつき程度な話だけど、スペインのフラメンコはアフリカと同じようにリズムは跳ねないようだ。

スペインは地中海をはさんでアフリカに近いしイスラムによる征服も長いのが影響してるのかもしれない、というか本には、フラメンコはロマ由来とはいえるものの、イスラム文化の影響もひっくるめて、それはまさにスペインなのだ、みたいなことが書いてあった。

さらに当て推量をすれば、スペインが征服したラテンアメリカのリズムが跳ねないのも、このフラメンコの影響かもしれないし、4コンパスの影響で8ビート系ができたのかも。でも南米音楽には3拍子やら12/8拍子やらヘミオラも多いんだね(これは中南米のギター曲を弾いた実感)。

「アフリカ音楽の正体/塚田健一」によると、アフリカのリズムは南米でもそのままでも見られるが、ラテン音楽、特にアフロキューバンに見られるクラーベはアフリカの基本リズムを4拍子あるいは16/8拍子に伸ばしたもの、という説が紹介されているのが面白い。

下はMuseScoreで作ってみた楽譜で、上がアフリカ、下がクラーベで、アクセント位置が微妙に類似している(本ではクラーベも符点8分で1小節で書いてある)。

Clave

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