2004/12/05

King Nerd of Geek Mountain

とうとう今年も最後の月になってしまった。

この秋からはやたらと忙しくて・・・とはいっても世間様のように夜遅くまでは仕事はしないんだけど、英語の勉強がすっかりおろそかになってしまった。これじゃ翻訳で独立なんて夢のまた夢だなぁ。

さて、また久しぶりにMatt Maughy氏のTen Years of My Lifeを覗いてみた。

I am King Nerd of Geek Mountain

タイトルがいいね。 nerd も geekも「オタク」ということだから、「オタク山のオタク大王」とでもいうところか。辞書によっては、オタクをfanaticとかmaniacとしているものもあるが、これはかなりネガティブなイメージだと思う。日本でもオタクという語は以前はかなり暗いイメージで使われたが、最近はそうでもないだろう。

King * of * Mountainという表現は何か由来があるのかもしれないが、良く使う言い回しのようだ。ネットで検索してみると「*」の部分に変な語が入ったものがいくつか見つかる。

nerdを始めて聞いたのは映画ジュラシックパークの姉弟の会話で、弟が姉を指して"computer nerd(コンピュータオタク)"と呼んだ台詞だ。映画ではそれが最後には役に立って助かるという設定だね。

geekは、英会話教室に通っていたときにインストラクターに聞いた。nerdよりもgeekの方が良く使われるのかな、ネット検索件数ではgeekの方が圧倒的に多い。ただ辞書によってはもっと変な意味しか書いていないものもあるが。

Like a kid saving up proofs-of-purchases from breakfast cereal and waiting months for some piece of plastic crap to arrive, I was giddy when the UPS guy finally arrived two months after getting enough TiVo customer referrals (4) to get their free special iPod. And I'm such a dork I got a case for it that is clear on the back, so I can show off the TiVo logo while still protecting it.

I'm really surprised the unit didn't ship with TiVo blips or their theme song already on it.

ing形を多用して簡略化した文の典型だな。こういう文はネイティヴならではのもので、非英語人の僕にはなかなか書けないねぇ。

ちょっと、いくつか単語をみてみよう。

proofs-of-purchaseというのは「購入証明」とでもいうのかな。朝食のシリアルの箱についているマークかシールのようなものだろう。customer-referralsというのも同じようなものだろうけど、顧客情報が書いてあるようなものだろうか。(4)とあるのは4枚集めた、ということかな。

TiVoっていうのは、DVR(degital video recorder)でネットで番組配信や番組共有ができるものらしく、ユーザーが何を見ているかも配信側で分かるようだ。番組リサーチも同時にできるってことらしい。

giddyって語がでてきた。以前、米国人に「You are giddy.」といわれて意味が良く分からなかった語だ。ここでは「待ち焦がれたi-PodをUPSの配達員が持ってきた時にはうれしくて目がくらみそうだった」というような辞書にある意味だと思う。しかし僕がgiddyってのはやっぱり良く分からないなぁ(^^;。

I'm such a dork:dorkは辞書ではヤバイ意味もあるが、「ボクってアホでね」ってな感じか。

nerdでgeekでdorkなあなったってどんな人?って言いたくなるけど、自分のことを変なヤツ扱いしてみるってのも、日記ではよくあることですね。だけど、なんせKing Nerd on Geek Mountainですからすごいな。

TiVo blipsが分からないが、TiVoのキャラクターが出す音なのかな?

ではちょっと大げさっぽいかもしれないけど訳してみよう、原文とは多少違うとこもあるけど、雰囲気、雰囲気。

「我こそはオタク山のオタク大王」

朝食のシリアルについてるマークを集めた子供がプラスチックの景品がくるのを何ヶ月も待ってるみたいに、スペシャルiPodがもらえるTiVoの顧客カード4枚を集めて二ヵ月後、UPSの配達員がやっと来たときは、目がまわってクラクラしたよ。オレってバカだから、iPodをカバーしながらTiVoのロゴも見えるように裏が透明なケースまで用意したんだ。

しかしTiVoの音とかテーマソングを先にもう入れて送ってこなかったってのは、ちょっとびっくりしたな。


著者(?)のMattさんはCNNのインタビューに出たそうだから、有名人だね。

そうそう、変なヤツっていうと、英国人の英語インストラクターはgeezerっていってたな、"He's really a geezer."とか。でも彼もかなりなgeezerだったけど。

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2004/10/13

beaming out

最近はまたBlog更新を怠けてしまっている。書こうと思ってることは色々あるんだけど。

さて、久しぶりに英語勉強の機会をゆうけいさんからいただこう。
もとになった記事はこちら 

さてSETI@homeでクビになった男の上司の言葉が僕にはもう一つ理解できなかった。
「自分にない知性を持った生命体を宇宙に求める彼の願望は理解できる。警備員がこの男を庁舎の外にワープさせてくれたので、みな安心できるようになるだろう」(Hayes)

そこで原文をみてみると
"I understand his desire to search for intelligent life in outer space, because obviously he doesn't find it in the mirror in the morning," Hayes told the paper. "I think that people can be comfortable that security has beamed this man out of our building."

うーん、原文もすぐにはピンとこなかった、我ながら鈍いのでいやになるが、要するに、この男は知性がない、ということをいっているのだな。

「朝起きて鏡の中の自分をみても知性が見当たらないから、地球外にそれを求めたいという願望は理解できるよ。」
ということですね。

securityは警備員なのかなぁ、無冠詞だから違うような気がするがどうなんだろう。システムのことではないのかなぁ。

beamed this man outを「この男をワープさせた」としているが、これは本来は「転送した」とすべきだろうな。スタートレックでエンタープライズから地上へ人などを移動させる、あれだ。多分、スタートレックを知らない人もいるだろうからとワープとしたんだろうけどちょっとイメージが違うなぁ。

この言葉は結構SFなんかでは出てくるらしい。僕が知ったのは映画K-Pax(邦題「光の旅人」)の中の台詞でだが、Niftyの英会話フォーラムで当時色々指導してくださった米国在住の日本人の方からその意味を教えていただいたものだ。

K-Paxは原作も結構面白いが、映画もそれなりに良く出来ている。例によって原作とは話が少々換えてあるのはそれはそれでいいと思う。

 You are beaming back to K-PAX?
 On July twenty-seven.
 Why July twenty-seven?

K-Paxという星からやってきたというprot(ケヴィン・スペイシー)に対し精神病と診断した医師(ジェフ・ブリッジス)が「K-Paxに帰るのか?」と聞く場面での会話。

ちょっと他人さまの意見をみてみると、こちらではあまり評判がよくないが、実は続編があって2作で完結するので映画では中途半端なのは仕方がないかも。ただ「そういう説明のつかないところだけを取り出して、ファンタジーだからいいんだよ、なんて見せ方をされてもシラけるだけじゃないか?」っていうのは、原作がまさにその通りな中途半端なファンタジーなので必ずしも脚本のせいとばかりはいえないだろう。ジェフ・ブリッジスが誠実な役柄に徹しているのは賛成だが、原作では彼は飛び回らないのだけどね。ケヴィン・スペイシーもいい味でてると思うが、まぁ僕は原作を先に読んでからレンタルビデオをみたので、その辺りのバイアスもあったかもしれない。

おっと、なんだか映画の話になってしまった。

K-Pax.jpg
 右が映画になったK-Pax、左が続編
積極的にお勧めするほどではないけど、精神病を題材にしたSFミステリーとしてはそれなりに楽しめると思う。ただし、上にあるように「え、あの話はどうなったの?」という部分もありますが。

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2004/09/23

エロガンス

日本人の造語力というのは留まるところを知らないようで、わけの分からん言葉が日々作り出されているようですが・・・。

ガングロ・コギャル世代が20代になり、ちょっとセクシー(エロチック)ながらどことなく品のよさ(エレガンス)を漂わせる新しいファッションがはやっているそうだ。名づけて、エロガンス。

erogance.jpg
 日経新聞 04.9.21夕刊

 erotic + ellegance = erogance?

なるほどね、でも待ってよ、君たち、ちょっと字の違うこんな単語はしってるのかな?アメリカ人が聞いたらたぶん、この単語を思い浮かべると思うよ。

 arrogance

まぁ、それもヨシと言うことかもしれないね。
さいでがんす、うー、オヤジの発したオヤジギャグ。

さてこれではあんまりなので、発音についての話を書いておこう。ちょっと硬いけど。

むかぁし、アメリカである技術会議に初めて出席したとき、彼らの議論のうまさと即断即決の進め方、誰の意見でも、たとえつたない英語であっても意見を述べるものには耳を傾ける態度に驚いたものだ(その代わり意見を言わなければ無視される)。その時の印象に残っている言葉:

「動議!」というときは手を挙げて"A motion."と言うが、強調するので「エイ・モウション」と発音する。

さて技術会議なので専門用語もでてくるが乳化物という意味のエマルジョン=emulsionが「イモウション」と聞こえ、発音だけではA motionと同じに聞こえるのだな(英語ではエマルションで濁らない)。

ついでに言えば、情緒のemotionも日本人には同じに聞こえるだろうなぁ、と思ったのだった。

ちなみに動議の議決の際、議長は:

Anyone who seconds the motion, raise your hand.
→賛成者は手を挙げて"Aye."という。

Anyone who opposes to the motion, raise your hand.
→反対者は手を挙げて"Nay."という。

他人の意見に賛成(異議なし)する場合は、"Second."というが、思うにこれは意見を述べた人の次に付きます、という意味でSecondというではないかな。

ASTM-S.jpg
その会議での記念写真、1987, 春 Atlantaにて

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2004/09/21

Red Snapper? Red Sniper??

このところは音楽と英語の記事が続いているので、やっとBlogのサブタイトルもウソじゃなくなったかな。

今回もメモ程度の内容なんだけど、ちょっとジョークのようなホントの話。二年前、アメリカの取引先から来たS氏、Bさんたちと和食レストランで夕食を共にしたときのこと。

鯛の刺身を食べながらS氏がこの魚は何かと聞いた。しかし誰も鯛を英語でなんと言うか知らなかった。何と説明したのかは忘れてしまったが、とにかくS氏は理解したようで、下の絵と文字はそのときのもの。絵は僕の同僚のK君が、文字はS氏が書いたものだ。

snapper.jpg

多分、やや大きめで平たくてとか説明したのだと思うが、この絵と説明から、それはRed Snapperだということになった。鋭い口で素早くパクリと餌を獲る動きからSnapperと呼ぶということを、S氏は親指と他の指でパクリとする動きを交えながら説明してくれた。

ところがK君はそれをSniperと聞き違え、ライフルを構える格好をして「なるほど、赤いスナイパーですか(彼は英語は話せない)。」といったものだから、全員大笑い。おかげでRed Snapperは決して忘れることはなくなりましたよ、K君、ありがとう\(;^O^;)/。 という訳でこの絵は僕が記念にもらったものだ。

実のところ、辞書には鯛=a sea breamとあり、Red Snapperは「赤身の魚、フエダイ、キンメダイ」などとあるから本当はちょっと違うのかもしれない。

以上が笑い話だが、さてKaiと書いたのを消してTaiと書き直しているところに注目したい。アメリカ人のS氏には鯛(Tai)がKaiと聞こえたらしい。

同じようなことは以前にもあって、さらに数年前のこと、B氏と食事をしていたときに女性に「You are beautiful.」と言いたい場合、日本語でどういうか教えてほしい、といわれた。そこで僕は「きれいです。」と簡単な言葉を教えたところ、彼は「Kidei desu」と発音したのだ。僕は「No, no. Kirei desu.」と言い直したのだが、B氏は「Your pronuciation has "d"sound.」と言うのだ。

なるほど、日本語の「れ」というのはLでもRでもない中途半端な発音で言い方によっては「で」とも聞こえるのだが、英語ネイティブであるB氏の耳はその違いを明確に聞き分けてしまったのだ、と関心もしまた少々恐ろしくも思ったのだった。

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2004/09/09

A big congratulations

単なるメモですが:

最近、覗いていなかったArchives | Ten Years of My Lifeを見てちょっとびっくりしたんだけど、おめでとうという場合にcongratulationsは形は複数だが、単数扱いなのか、ひとまとまりということなのか A big congratulationsというようだ。

Derek and Heather together 4ever
July 18, 2004

A big congratulations to Derek and Heather on their wedding today.

ネットで検索してみると、a congratulationsという表現はなくて、必ず a congratulations giftなどその後に来る名詞に対する不定冠詞になっているけど、a big congratulationsはごく一般的なようでかなり件数も多い。それ以外ではa hearty congratulationsというのもあったので、こうした形容詞がついた場合に複数でも不定冠詞 a がつくようだった。4everというのもおかしいけど、気分がでているな。

覚えておこっと。

こちらはボケているところがまた味のあるイメージですね

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2004/09/07

やまと言葉と漢字

今日の日経夕刊のエッセイに、「卵を生む」はおかしい、「産む」が正しいのではないかという話があって、「卵が生まれる」「卵を産む」と使い分けるのが本来の用法のはずと書き出している(日経新聞 あすへの話題 日高敏隆)。

日高氏が辞書を調べてみたところでは、結局はどっちでもいいようなことになっていて、「ひょっとすると、産むの受身形「産まれる」が「生まれる」と同じことになるのだろうか?そんな気もしないではないが、なんだか変である。」となり「かなりいいかげんなところもあるのだな。」と結んでいる。

しかし僕が思うには、本来の日本語=やまとことばはもっと単純だったのではないんだろうか。「聞く」と「聴く」などは「きく」という概念が一つしかなかったところに漢字が入ってきて二つの「きく」を区別するようになったに違いないと常々思っていたんだけど、同様に「産む」も「生まれる」も言葉の概念としての区別はなかったと考えるのだ。

丁度また今日、たまたまかけっぱなしにしていたNHK教育TVでみた「趣味・時実新子の川柳」でも、「なく」に「泣哭鳴啼」、「笑う」に「笑嘲哂呵(ちょっと違ったかも)」という概念の区別の話がでてきたのだけど、これらもやまとことばとしては「なく」、「わらう」という語がすべての意味に使われていて細かな区別はなかったのではないかと思うな。

実際のところ、話し言葉つまり会話でそのような漢字による区別をしてこうした語を使っているのかどうか、僕はあまり考えていないと思うんだけどね。

こういうことは金田一先生にでも聞くといいんだろうな。しかし金田一先生は明治の春彦氏、先ごろお亡くなりになった京助氏、現在ご活躍中の秀穂氏まで三代続けての言語学者なのですね。漫画「金田一少年の事件簿」に「じっちゃんの名にかけて」という決まり文句があるけど、まったくそのまんまですねぇ。

ところでこんなページをみつけましたが、いやはやこんなところまで気が回りませんね。

もし皇族の方とお寿司を食べる機会があったとして、醤油がその方の前にしかないとき、どれが正解?
  「醤油をとってくださいませんか」
  「醤油をとってもらえませんか」
  「醤油をとっていただけませんか」
  「醤油をとっていただけませんでしょうか」
  「恐れ入りますが,醤油をとっていただけませんでしょうか」

こたえはこちら

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2004/09/04

不死鳥の騎士団

ゆうけいさんによると「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」の日本語版がやっと出版されたようだ。我が家でも一時期はブームだったので四巻まではそろっているんだけど、どうも4作目あたりからはあまり人気がなくなり「五作目も買ってね」という声はとうとう聞かれずじまいになってしまった。ただし映画のほうは我が家では3作目の「アズカバンの囚人」が今までで一番よい出来だったと評判だったので、DVDが出たら買わなきゃいけないだろうなぁ。

ところで僕のリンクにある「不死鳥の騎士団を読む会」のBBSも『翻訳が出るまで』という条件だったのでもう終わりかな。僕は読み進んだものの途中で挫折していた第5章、まさに「不死鳥の騎士団 The Order of the Phoenix」の章を担当させていただいたが、結局半分も進めなかった。テキストは英国版のp.83まではOCRで読み込んでいたので、あわてて残り(1ページ分くらいしかないけど)を訳して今日、投稿した。

このBBSはプロの翻訳家でなおかつそれ以外にも色々と手がけておられる「ハリポタ好き母」さんが開かれたものだ。ハリポタ好き母さんは、お忙しい中を「ハリポタの生きた英会話」というメールマガジンを出されており、このBBSもそのメルマガで知って参加することになった。

今まで僕はもっぱら産業翻訳しか勉強してこなかったので、こうした文学的作品を訳してみるのはとてもやっかいながらも、面白かったし勉強にもなった。知らない単語はそれほどないんだけど、表現が微妙で意味をどうとっていいのか分からなかったり、いくつかの解釈が出来たりと、なかなかと難しいし、それを適切な日本語にするというのは更に面倒なものだ。しかしそれをうまく訳せたときの快感は何ともいえない。聞くところでは翻訳家はこの快感のために仕事をしているようなものだとか?

例えばこんな会話:
'Molly doesn't approve of Mundungus,' said Sirius in an undertone.
'How come he's in the Order?' Harry said, very quietly.
approveは認定なんていう堅苦しい言葉と思っていたんだけど、辞書を見てみると「「よく言う、好意的にみる」という日本語が最初に来ている。何たるチーア、approveの基本的な意味はこんなところにあったのだなぁ。
in an undertoneというのも辞書には「低音、小声」などとあるが、その後のHarry said, very quietlyとの兼ね合いを考えないといけないよね。

「モリーはマンダンガスを好意的に見ていないのだ。」とシリウスは小声で言った。
「なぜ彼は騎士団にいるのですか?」ハリーはとても静かに言った。

高校生の授業ならこれでもいいのだろうけど、読む側からするとかなり不自然だと思う。シリウスが「小声で言」って、ハリーが「とても静かに言う」のでは、どちらが年上なのか、どちらが主導権を持っているのか分からないような表現ではないかいな。だからシリウスは「声を抑えて言った」とか「低い声で言った」として、「ハリーは小声で聞いた」なんてすると二人の関係もはっきりしてくる・・・ように思うんだけどね。

で、僕の訳は:
「モリーはマンダンガスをよく思ってないんだ。」シリウスは声を低めて言った。
「なぜ彼は騎士団にいるの?」とハリーは小声で聞いた。

今見直してみると、「なぜ彼は・・」とするより「どうして彼は・・」とした方がもっとよかったかな。

英語のニュアンスというのは中々分からないんだけど、それを日本語にするときはどういうニュアンスで伝えるかがかなり自由になるので、かえって大変だ。僕はプロではないから、まぁ適当なもんだけど出版するということなら登場人物の一人一人の言葉のクセなどもよく考えないと駄目だろうな。

「モリーはな、マンダンガスのこと、なんか良く思ってへんのや。」シリウスは声を低めて言った。
「なんで彼が騎士団にいるん?」ハリーは小声で聞いた。

今回の訳でちょっと気に入っている部分:

She was sitting bolt upright in her chair, her fists clenched on its arms, every trace of drowsiness gone.
彼女は椅子に座ったまままっすぐ姿勢を正し、こぶしを腕にしっかり握りしめた姿からは、眠気がすっかり遠のいていた。

「こぶしを腕にしっかり握りしめ」というのはちょっと変かもしれないし、「姿からは」というのも原語にはないんだけど、雰囲気は出てると思う・・・んだけど。

'We've been trying to get stuff out of you for a month and you haven't told us a single stinking thing!' said George.
「僕たちは何とか情報を得ようと一ヶ月も努力したのに、たった一つの屁さえも洩らさなかったじゃないか!」とジョージが言う。

ジョージはいつもふざけているから、このくらいの言葉でちょうどいいんじゃないかな(;^^;)
しかしこれも見直してみると、「たった一つの屁さえも」というのはa single stinking thingという英語の語順に引っ張られているんだね。「屁の一つさえも洩らさなかったじゃないか!」という方が日本語的だろうな。

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