2019/02/09

寒い日にスペイン語

Swingからジャズの歴史関連ばかりが続いているので、たまにはドーデモイ~話。

今日は寒かった~、って思うんだけど、Facebookがいつものように出してくる「思い出」を見てみたら、去年の朝は車の温度計が-1℃の日だったんだ。

Sienta3

時刻8:40で-1℃だから、まぁ、この辺ではめったにない寒さだ。

Aaimg_3100

そして2014年は前日が大雪で、この温暖な瀬戸内気候ではめったにないほどの積雪があった日だった。上の写真は我が家の庭のサンデッキからみた眺めで、下記はその日のFacebookに書き込んだ投稿の一部。

雪の日は、一夜明けて上天気。 翌日までこれだけ雪が残っているのは初めてだ。 あちこちで、屋根の雪がすべり落ちる音がしている。 落ちてきた雪でカーポートの屋根が壊れる被害も出ている。 温暖な気候ゆえに、雪に対する備えはゼロだからなぁ。

こちらはその前日の近所の風景だ。

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とはいえ、この辺りでも雪の降る地域なら珍しくもない風景なんだろうけどね。

で、突然、スペイン語を勉強してみようかと(^_^;)。

一つの理由はもちろん、4月にスペイン旅行に行く予定だからね。

も一つが前も書いたかと思うけど、Facebookのフレンドが圧倒的にスペイン語圏のパーカッショニストが多くて、だからスペイン語の投稿がやたらと多いのだ。

今は興味があったらGoogle翻訳で英語に訳してるんだけど(日本語訳はあんまりよくない)、スペイン語もわかったらいいだろうな~って思ってたもんで。

とりあえずなんかテキストっていうんで実に安直にGoogle検索して最初に出てきた紹介サイトのオススメをポチしたところ。

Spain 僕はどっちかといういと文法も覚えたい方なんで、文法と会話とバランスがよいような紹介の「ニューエクスプレス スペイン語/白水社」にした。CD付きってあるし。

イタリア語の初級程度までは過去に勉強したことがあるし、スペイン語はイタリア語と似ているという話なんでなんとかなるんじゃないかと。

といっても4月の旅行までにどうこうってのは怪しいけど、Facebookのフレンド投稿が多少でもわかるようになれば楽しいかな・・・、ってFacebookを読む時間が増えてまた時間の浪費という恐れもあるな~(^_^;)。

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2019/02/07

A Song is Born - Movie 英語完全版

前回の「Roots of Rhythm」の映像を見つけたより先に見つけていた映像がある。

先月にアップしてた映画"A Song is Born"の英語完全版、それも英語字幕付きだ!

といっても設定で字幕設定をしないと出てこないが、少なくとも英語は正確に違いないし、日本語設定にすれば変なところはあるとはいえ、日本語字幕も出せる。

これで映画が全部鑑賞出来るだけでなく、"The History of Jazz"の正確な文章がわかるぞ~(^o^)v。

その前に、17分の辺りで当時のポップなスタイルの名前が出てくる。

Sure. There's swing, jive, jump....
Blues, two-beat Dixie, rebop and...

以前にたかけんさんからコメントをいただいたことだけど、RebopというのはBebopの初期の名称で、イギリスでは1970年代まで通用していたとUrban Dictionaryにあった。

他のスタイルの具体的な内容はまたのこととして(いつのことやら(^_^;)、気になるのが、two-beat Dixieという名称だ。

日本でいう4ビート、8ビート、2ビートとかいうのは和製英語で海外では通用しない、というのは恥ずかしながら去年まで知らなかった。

4ビートはswing feelとか4th note feel、8ビートはstraight feel、8th note feelなどというらしい。2ビートはなんだったかな、balladだったかな?

ではここに出てきたtwo-beatって何かって調べたら、コロンビア大学(たぶん)のJazz Glossaryに出ていた。

two-beat

Also "playing in two." A form of rhythm organization in which the first and third beats of the bar are emphasized (particularly by the bass), often leaving the second and fourth beats silent, with a resulting "boom-chick" feel. Two-beat was especially common in early jazz, but can be found in all eras.

日本で2ビートといえばスローなバラードを指すことが多いが、全然違っていて、1、3拍目を強くする、いわゆるオンビートでベースを弾くスタイルだ。そうえいばデキシーやニューオリンズジャズではチューバが、ボッ、ボッと1、3拍目でなっているね。

テンポも速くて日本とは全然違う意味なんだ。

このJazz Glossaryも色々と参考になりそうだ。

ということで本編-"The History of Jazz"-Danny Kaye扮するProf. Frisbeeが洒落た台詞で始めている。

Let's start on the downbeat and take off!

太字のところが聞き間違いで訂正した部分だが、割とよく聞き取れていたと思う・・・実は再生速度を75%に落として聞きとったのでした(^_^;)。

The History of Jazz

From Africa came the first musical instrument, a drum.
A hollow trunk of a tree or a taut of animal hide supplied the rhythm or beat.
To the basic rhythm was added the human voice.
Next, the first wind instrument, the shepherd's flute.
The basic beat of the tom-tom, the same thematic strain of the chant that was carried across oceans and contained in early Spanish music after the invention of the guitar.
It spread to countries which share the Spanish language.
Cuba, Western Indies, and South America where the rhythm or beat assumed a new form of expression.
The ever-winding cycle finally reached the shores of the southern United States where the beat was momentarily lost, but the melody was woven into the pure Negro spiritual.
And the beat returned.

この前の場面で、黒板に「Origins of Jazz」のチャートが出ているので、エクセルで再現してみた。

Origins_of_jazz

右下の欄は画面がボケてて読み取れなかったので予想した内容。

それからProf. Frisbeeの説明にあった、スペイン~中南米から合衆国へつながる矢印がなかったので、それを一点鎖線の矢印で付け加えた。

とはいえ、この図で目新しいことがわかったわけではないんだけどね。

映画のストーリー自体は他愛のない恋愛映画だけど、いわゆるジャズレジェンドがいっぱい出演しているというのが今となっては一番の目玉だろう。

最後に主演の二人と、錚々たるミュージシャンたちのリストを英語版Wikiから引用。

Danny Kaye as Professor Hobart Frisbee
Virginia Mayo as Honey Swanson
Benny Goodman as Professor Magenbruch
Tommy Dorsey as Himself
Louis Armstrong as Himself
Charlie Barnet as Himself
Lionel Hampton as Himself
Mel Powell as Himself
Buck and Bubbles
 Buck Washington as Buck
 John William Sublett as Bubbles
The Page Cavanaugh Trio as Themselves
The Golden Gate Quartet as Themselves
Russo and the Samba Kings as Themselves

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2019/01/22

A Song is Born - Jazz & Latin America

Swing関連でダラダラとYouTube検索して偶然見つけたのが、今回のタイトル映画「A Song is Born(Danny Kaye主演、1948年)」の1シーン、浜崎あゆみの歌に同名の曲があるらしいけどそれは知らない。

今や伝説のプレイヤー達が出演(一部は代役らしい)してるけど、それよりDanny Kaye扮する教授が朗読するのが、"The History of Jazz"というんで聞き取ってみたら、意外や意外な話だったんだな(YouTubeの再生速度を落としても聞き取れないところとか、わからないところがあったけどね)。

The History of Jazz
From Africa came the first musical instrument, a drum.
A hollow trunk of a tree or ?(tore of) animal hide supplied the rhythm of beat.
To the basic rhythm was added the human voice.
(Next) the first wind instrument, the shepherd's flute.
The basic beat of the tom tom, the same (semantic) strain of the chant that was carried across oceans (which) contained an early Spanish music after the invention of the guitar.
Spread the country was the shared Spanish language, Cuba, Western India, and South America were the rhythm of beat (the) soon the new form of expression.
There's the winding cycle finally reached the shores of the southern United States where the beat was momentarily lost.
But the melody was woven at the pure negro spirit.
And the beat returned.

映画"A Song is Born"は恋愛ミュージカルだし、1948年の映画だからこのジャズ史もどうなんだと思ってしまうんだけど、ジャズは、アフリカのリズムにスペインのギターから中南米を介して合衆国南部の海岸にたどり着いて、それから黒人が・・・、なんてのは聞いたことないですよね?僕が知らんだけかな。

シンプルなジャズ史は、フランスやスペインの統治だったニューオリンズで生まれたってのが通説で、そこに中南米は出てこないと思う。出てくるにしても、ジャズがある程度形になってからそのスタイルを取り入れたみたいな話ではないかな。

ジャズ史がアカデミックに研究されてくるのは、1950年代以後の公民権運動とリンクして黒人のアフリカンルーツ意識の芽生えと文化人類学の研究が白人-黒人の対立/共存的な文脈で語られ出してからだそうだが(ちょっといい加減な要約かも)、この映画は1948年だからそれより以前の話だ。

実はこんな話は「アメリカ音楽史/大和田俊之(講談社)」にいっぱい書いてあって、それは近年のアメリカにおけるヒスパニック(ラティーノ)系人口の急増により、ジャズを含むアメリカ音楽史も従来の黒人/白人の図式ではなく、南北アメリカの視点から大幅に書き換えられてくる可能性があると書いてある。つまり最近の研究の傾向であって1948年頃の話ではない、ってことだけど、実はこういう意見がすでにあったんだ!って驚いたのだ。

というところで、前回の最後に書いていた、ダンスとアメリカ音楽とハバネラの関係につながるのであります。

ハバネラWikipedia日本語版

イギリスあたりのCountry Danceがフランスの宮廷に入ってContradanseとなり、それがフランス領ハイチを経由してキューバに渡ってハバネラ(Contradanza)となり、それはまたスペインに逆輸入されて数々のハバネラの曲が作られる。

英語版WikiではContradanzaがタイトルで、「Habaneraともいう」と書いてある。

Habanera

Wiki英語版にあったHabaneraのリズム、上が基本で下はヘミオラと書いてあった。

もととなるEnglish Country Danceで、ご覧の通り、例の12/8拍子だ。なんとルネサンス期からあるという話だ。

そしてフランスに渡って宮廷のContredanseとなる。これも12/8拍子だ。これがキューバに渡ってハバネラになるんだそうだが、このつながりは今ひとつわからない。

いずれにしろ、どちらも以前から書いていたIrishのJigとかなんとかと同じ12/8拍子系なんだよね。

で、前回書いてたハバネラが合衆国アメリカに渡ってジャズやカントリーに取り入れられ、そしてプレスリーのロックになる、というのは実は以前からよく指摘されていた話だそうだ(アメリカ音楽史)。

こういう話とは別に、ジャズのSwing時代というのがあるけど、その同時期にWestern Swingというのがカントリー音楽で起こっているとかで、色んな話が錯綜していてまとまらないけど、ジャズは黒人の音楽というのは公民権運動などの黒人意識の高まりとリンクしたステレオタイプ的な発想で、実際には合衆国の黒人&白人にさらに中南米、スペイン、ロマとか非常に複雑に絡み合って出来ている、というのが最近の実感、っていっても多分に「アメリカ音楽史」の影響だけどね。

ベニーグッドマン楽団とほぼ同時期に結成されたのがこのBob Wills & his Texas Playboysだそうだが、Swing時代の立役者、あるいはそれ以前もジャズ黎明期には白人プレイヤーがとても多いんだな、ってのも最近の実感。

もう長くなったんで、さらにまとまらない話だけど、イギリスの作家Charles Dickensは1842年に渡米して「アメリカ紀行(上、下)/訳者略(岩波文庫)」を書いてるんだけど、その中で、ニューヨークのファイヴ・ポインツにあるアルマックスという場末のダンスホールに行ったことが書いてあって、混血のダンサーがシングルシャッフル、ダブルシャッフル、カットとクロスカットというダンスを踊るとある。伴奏は黒人のヴァイオリンとタンバリン。

これがIrish Shuffleだがまたしても12/8拍子で、これがNYのFive Pointsでタップダンスになることは容易に想像できる。

ついでにイーブン系4拍子(たぶん)のダンス。

これを出したのは、上の方のイギリスやフランスのダンスを見てもわかるけど、基本ステップにいわゆる「スキップ」があるということだ。「タラッタラッタラッタ、うさぎのダンス~」で、日本人にもなじみやすいリズムじゃないかしらん。

つまりこのスキップのステップが3連系の音楽とともにアメリカのダンス、そしてSwingになっていったんじゃないかというのが今の僕の想像であります。

というところで、今日はおしまいなんだけど、「中南米の音楽/石橋純(東京堂出版)」には、中南米の音楽の起源の中にイベリア半島にある「型と即興」というのがあって、これは単純な循環コードの型みたいなのがあって、テーマを繰り返しつつ、それに基づいて各演奏者が即興演奏をする作法が16世紀スペインで起こってヨーロッパ中に広まって、それが中南米に行ったという、つまりはこれはジャズのセッションと変わりがない!ってな話がそんな昔からあったわけで、またまたびっくりと、どこまで行くのやら(^_^;)。

では終わりのおまけで、A Song is Bornの映画全編がこちらにあった、っていっても全然見てないけど。

そのうち削除されるかもしれないけど、最初に出てくる、おなじみのライオン、Metro Goldwyn Mayerは超有名だけど、Gary Burtonの二人目の奥さん、実はBerkleeでの生徒だったんだけど、この創業者Samuel Goldwynの孫娘だったそうな(Gary Burton自伝より)。

翌日訂正:動画を全然みてなくて、たかけんさんのコメントからロシア語らしき解説が入っていて台詞がほとんど聞き取れないことがわかったので検索しなおしたんですが、英語版はあったものの音声がおかしくてとても見れたものではありませんでした。そのかわり映画の紹介動画があったのでアップしておきます、英語ですが(^_^;)。

※その後、英語完全版を見つけたので記事にしています。興味のある方はこちらをどうぞ。

 A Song is Born - Movie 英語完全版

スペイン語吹替え版はロシア語版よりはまだましかな。

最初にアップしたロシア語解説がうるさいバージョン。

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2019/01/04

Swingしなけりゃ、No Bananas

「Swingしなけりゃ、」シリーズ、って、まぁ、僕の最近の一連の投稿の話。

色々と検索している中で、フィッツジェラルドの「ジャズ・エイジのこだま/Echos of The Jazz Age, 1931(「崩壊」-フィッツジェラルド作品集3に収録)」と「ジャズ・エイジの物語-フィッツジェラルド作品集1」というのがあったんで、おぉ、フィッツジェラルドか、っていうことでAmazonで古本を注文したのが昨日と今日に分かれて届いた。

で、「ジャズ・エイジのこだま」の中にあった文がJazzの語源に関するものなので引用しよう(前回投稿にも書き足してます)。

ジャズという言葉は社会的に立派な言葉として認められるようになったが、その過程において、最初はセックスを意味し、次いでダンス、その後、音楽を意味するようになったのである。

でもほんまなのかな?、ってJazz Ageを生きたフィッツジェラルドが書いてるんだから根拠のないことではないんだろうけど。

というのとは関係なくて、同じエッセイの最後の方にある文が気になった。

あの頃はメチルアルコールを飲み、毎日があらゆる点で楽しくなっていった。スカートを短くする初めての試みがあったし、セータードレスを着た娘たちはみな同じようにみえた。つき合いたくない連中は「そう、バナナはないよ」といったものだった。

「スカートを短くする・・・」というのはダンスのCharlestonと密接に関係してると思うね・・・、ではなくて気になったのは「そう、バナナはないよ」、ですな。

本の(注)にこのフレーズは「当時流行のコミック・ソング」とあるんで思い出したのが、Phil Woodsのアルバムについて9年も前に投稿した記事だ。

Close, But No Chromatic Banana.

アルバム・タイトル"Chromatic Banana"に関連して英会話学校に行ってた頃に習った"Close, but no bananas."というフレーズのこともこの記事に書いてて、Jazz Ageに似たようなタイトルで流行った歌があったんだとうれしくなって検索して出てきたのが、下の歌、"Yes, We Have No Bananas"だ。

曲については、Wiki日本語版に解説がある。

1923年の録音とのことだ。これはイーブンっぽいかな。

この曲に刺激されて出来たのが"Yes, We Have No Bananas Blues"という曲だそうで、お聴きの通りSwingっぽい曲だ。Jazz AgeにはもうSwingが一般的だったんだね、って今さらな話だけど、音楽形式のBluesではない。

歌詞はこちらにあるけど、音楽形式のBluesではない曲にBluesってタイトルがつくのは昔からあるんだな。みんな、何かにつけて"Yes, we have no bananas."ばかりいうんで嫌になっちゃう、ブルーになっちゃう、っていうところだね。

ついでに再生された1928年の曲もSwing系だ。マリリン・モンローが歌ったのが有名だと思う。

せっかくなんで英語ネタをば・・・、ちょっと疑問なのがなんで"Yes"なのか?ってところ。否定文なら、"No, we have no bananas."ってならないのかね?

"Do you have (any) banana?"という疑問文なら、"No,"って答えると思うけど、"You don't have any banana?"と聞かれたら、"Yes,"もあり得るのかな?

それから、僕が習った"Close, but no bananas."についてはURBAN DICTIONARYに解説があったんだけど、上の曲との関係には言及されてない。でも何か関係ありそうな気がするね・・・、しらんけど。

ということで、今日で冬休みは終わりなんで、連続投稿はこれまで、かな。

僕の会社はこういう場合の土曜出勤が好きなんだね~、まぁ、官公庁は今日から始まってるけど。

で、今年の目標、というか願望は次期嘱託契約で、っていうのは今年の5月から来年の4月末だけど、それでめでたく隠居の身になりたい、ってことだな。

 

 

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2018/12/23

練習、れんしう、Practice!

FBに投稿されていた画像を二つ、珍しく英語ネタ・・・、かな?

Practice

なにはともあれ、練習、練習、ですな。

而してその効果はいかに?、というと:

Practicenerd

まぁ、それはそれで正しいか(^_^;)。

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2017/12/24

マルタ考-1 マルタ語

今日は本当はイタリア旅行記の続き-ヴェローナの巻を書くつもりで写真を整理していたんだけど、途中でちょっと引っかかっていたマルタ~クレタに寄り道したのが、そのままBlogネタになってしまった。

で、も一つ気になっていたことがマルタ語なんで、これもついでに。

Facebookで旅行最終日に写真をアップしたとき、たかけんさんから、現地の人達の言葉はなにかとコメントをいただいて、マルタ語と英語で、マルタ語はラテン系にアラブ系が混ざったような言葉らしいなんて適当な返事をしてしまったんだけど、実際にはアラビア系にラテン系が混ざったという方が正しいようだ。

ゴゾ島観光で道路工事で通行止めになっているところにバスが突き当たった時、運転手とそこにいた工事の人が、なんやかや(たぶん、どないなってんねん、こっちは通れるんか、なんて話だと思う)話していた言葉は、ラテン系というよりはエミレーツ航空の機内で聞いたアラブ系の言葉に近かった。その時以外はほとんど英語しか聞く機会がなかったけど。

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で、今読んでいる「ローマ亡き後の地中海世界/塩野七生」でそのあたりの背景が何となくわかる。

5世紀に西ローマが滅び、東ローマも衰退していく7世紀にはイスラム勢力が地中海の制海権を握るようになって、9世紀にはシチリアが征服されるから、この頃にはマルタも完全にイスラム圏に入っていたのだろう(本にはマルタのことは書いていないが)。

Mapsicilia

その後、南イタリア勢やローマ法王が11世紀にノルマン人の助けを借りてシチリアを奪い返すまでの200年以上はイスラム支配下にあったわけだ。

そして面白いのは、その200年間、シチリアのイスラム支配者はキリスト教徒に対しては、税金をとるとか身分を低くしておくという政策で、無理に改宗させることをしなかったので、キリスト教徒も存続していたこと、そしてその後にシチリアを統治したノルマンの王ルッジェロもすでに住み着いていたイスラム社会とは融和的な政策をとったので、イスラム文化も継続していたことだ。

マルタは十字軍で有名であるにも拘らず、言語はアラビア系だというのも納得できる、というか、まぁ、あの辺りの人達はいろんな言語が同時に使われることが日常的な歴史を持っているということなんだろうな。

というようなことを考えてみたけど、このYouTubeの映像でもっと詳しく解説されていた。

文法的にはアラビア語であるけれど、語彙はアラビア語が1/3、1/2がイタリアあるいはシチリア、残りの大半はフランスと英語から入った言語という、相当に複合的な言語ということだ。

映像は英語で、英語の字幕もあるし、設定で「翻訳→日本語」にすれば、変な日本語でわかりにくいけど大まかには理解できるので、興味のある人はどうぞ。

んで、こちらはマルタ語でインタビューしているらしい(たまに英語が入る)映像だけど、このコメント欄には、サウジアラビアやモロッコの人が「70%くらいは言ってることがわかる」と書いてる。でも上の映像によると、チュニジア辺りは相当にイタリア語が入り込んでいると解説している。その辺はローマ帝国の名残なのかどうかはしらんけど。

カトリックの地で話される言葉がアラブ系というのは、僕には(日本人といってもいいかも)かなり驚きだけど、歴史的に見ればそういうことなんだろうな。

一方で、街中の看板などは見た限りではすべてが英語で、観光客相手は英語が普通に使われているから、生まれたときからバイリンガルなんだね~。スーパーの店員さんも当たり前のように英語で対応してくれたし。

Aimg_7859

これは滞在したホテル近くの繁華街、St. Julianの入口あたり、歓楽街というべきところかな。看板はみな英語。

でも、まぁ今の日本をみれば、英語の看板というのも珍しくなくて、それを大方の人は理解しているわけだから、日本も、というか世界的にも今は大なり小なりそういう傾向はあるといえそうな。

-後半に続く

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2013/03/04

Cajonになりたいスイカ売り・・・

FBネタですが、英語の聞き取りに挑戦してください。

まずは、Herbie Hancockの大ヒット、Watermelon Man誕生秘話。僕が昔、学生のころに聞いた話では、スイカのCMソングでヒットしたみたいな話だったんだけど、それはウソみたいだ。

Black Experienceをどう表現するか、というところから出てきた。留置場とかワークソングとか考えられるけど、シカゴ出身のハンコックにとってはどうもピンとこない。

そこでシカゴの街路を売り歩くスイカ売りに目をつけた。馬に引かれたカート、その様子からまず左手のリズムが生まれた。それからスイカ売りは何か歌っているけどそれはどうもメロディックじゃない、そこでお婆さんが声をかける、"Hey, Watermelon Man!"。

その後はDonald ByrdとMongo Santamariaとの会話や演奏から閃いた・・・、というようなところであってるかな?

オリジナルスタイルとHeadhuntersスタイルを演奏してくれるのはいいねぇ。

演奏の後に、Miles Davisのバンドに入った時、Mongo Santamariaが録音したWatermelon Manが大ヒット、そのときはまだ23歳だったとか話してますね。

次は、知らない人なんですが、Cajon(カホン)のインストラクション。スパニッシュ系というかフラメンコスタイルのナンバーを演奏してるグループのリーダーみたい。

いやぁ、いいねぇ。そんなに早口じゃないし、声もいいし、聞き取りやすい英語だ・・・でもそのうちにお目々が浮遊しだしてお耳がお留守になってしまう。是非、フルスクリーンで見てください。

こんなインストラクターのいる教室があったら生徒は集まりそうだけど、ちっとも上達しない奴らばかりになるかもしれない。

(・・シンバルになりたい・・・)
(・・・カホンになりたい・・・)
(・・・でへへへ・・・)

ちょっとあなたたち、わたしの言ってることちゃんと聞いてる?

あ、え?、は、はい、聞いてます、でへへへ

まぁ、安物を買うよりはそれなりの投資はしなさいって言ってるのは確かだ、でへへへ・・・

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2012/10/01

Keith Jarrett - The Art Of Improvisation

たまたま見つけたビデオ。

「Keith Jarrett、音楽人生を振り返る」というような内容でPart 1からPart 6まであり、まだ全部は見ていないがずいぶんと丁寧に取材してあると思う。

もちろん英語で字幕もないのでわからないことが多いが、1970年代初頭にジャズを聴き始めたころ、どんどんと変化していった当時のジャズをシーンを、まだジャズに対して先入観のなかった僕はそれがジャズだと理解していったわけだが、そのシーンを牽引していた人たちが次々と現れるので、当時のことが思い起こされて非常に感慨深い。

Part 3の始めに一瞬だけ、"Gary Burton & Keith Jarrett"のLPジャケットが出るが、これはPart 2からの続きなので、興味のある人はそちらから見ていただけたらと思う。僕が初めて買ったGary Burtonのアルバムが確かこのLPだったが、軽音楽部の先輩に勧められてなんとなくヴィブラフォンを始め、さらにJazMys氏からGary Burtonのスタイルを勧められて4本マレットを始めて、それが今に至っていることになる。このアルバムのことがPart 2の終わりとPart 3の始めに分かれてしまっているのが少々残念だ。

続いてMiles Davisバンドに加わった話があるが、それよりも僕にとって思い出深いのはアルバム"Facing You"についての話だ。このアルバムも初めて買ったECMオリジナル版で、その後のKeith Jarrettのソロ演奏の始まりとなるエポックメイキングなアルバムなんてことはまだ誰も知らなかったときのことだ。Manfred Eicherが動いて話しているのを見るのは初めてだ。

鯉沼氏が日本での事情を説明しているが、日本がそんなに彼にとって重要な舞台だとは知らなかった。一度も日本でのソロコンサートに行かなかったのが悔やまれるといえないことはないが、ソロも僕にとってはケルン・コンサートに尽きるような気がする。Keith Jarrettは、初来日のアメリカンカルテットを大阪まで聴きに行ったのが最初だが、同時に今のところはそれが最後だ。

Chick Coreaとモーツアルトのピアノ連弾は当時、TV放映があって録画したがあまり興味がわかず消してしまったと記憶している。でもいま見てみるとまた違って見える、というか聴こえる。画像も音質もあまりよくないがYouTubeにいくつかアップされている。

今はYouTubeで手軽に聴け、便利な時代になったものだと改めて感じるが、便利な一面で、苦労しなくなって失ったものもあるよなぁ、とも思う。

これを見ていて感じたのは、僕にとってのジャズはリアルタイムで経験した70年代に始まりそれに尽きるということだ。それ以前のジャズは後からクラシックのように知ったものだったし、80年代には段々と興味が薄れていってしまったのだった。

恐らくはそれぞれの世代はそれぞれに多感な年頃に経験したものを自分のものとして自分の中に残していくのだろうと・・・、わかったような分からないような話に終始してしまった。

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2012/09/09

英語と絶対音感

9月になってもう1週間以上が経つというのに相変わらず湿気が高くて、秋らしい気候になりませんね。おかげで相変わらずダラダラとした休日を過ごしています。

今回のお題は「英語と絶対音感」という思わせぶりなものですが、互いに関係があるという話ではありません。いや全くない。まぁ、今回の話題としての関係があるくらい。

英語の習得(発音、聞きとり)に関して、池谷裕二という先生(僕はよく知らないけど)が、例えばBとVとかLとRの聞きとりは子供の頃に訓練していないと無理とかいう話があり、その限度は9歳くらいまでとおっしゃっています。

カタカナ英語でいいんじゃない?

どうなんですかね?僕は9歳までに英語の訓練なんて何もしてなくて、普通に中学校から英語を習いはじめて、英会話なんかは29歳からはじめたんだけど、BとVは大体において聞き分けられるし、LとRもある程度はわかるつもりだ。発音はアメリカ人からもほめられる程度、もちろんノンネイティブにしてはということだけど。

多分、音楽をしていることが英語の発音や聞きとりにプラスなのだろうと思う。音感がそれなりにあれば、聞いた音と自分が出す音の違いを聞き分けて修正していけるんではないかと思うし、発音がよくなれば聞きとりも上達するんではないかとも思う。ただし絶対音感は関係ない。

で、絶対音感なんだけど、こんな通信講座があった。

絶対音感を手に入れませんか!

この講座紹介のQ&Aに興味深い一文がある。

絶対音感のトレーニングは語学と似ている面がございます。

「絶対音感は幼年期を過ぎてからでは身に付けることができない」という説は、語学に例えれば「外国語は大人になってからではネイティブスピーカー(母国語話者)同様にはなれない」ということになります。 確かにどんなに外国語を勉強しても、発音・語彙・文法・聞き取り等あらゆる面で完全なネイティブにはなれないでしょう。しかし努力を積み重ねれば、日常会話やビジネスで有効な程度の能力は身に付けられます。

それと同じように、絶対音感についても、正しい方法で継続的に訓練をすれば、大人になってからでも作曲や編曲、アドリブ演奏等に充分に役立つレベルの音感を身に付けることが可能です。

う~む、そうでございますか。

英語に関する自分の意見が正しいとすれば絶対音感も可能性はあるということかい?受講料も手頃というか受講期間からすれば安いかな。まぁ、内容がわからんけどダメモトで試してみてもいいと思えるお値段だなぁ。60の手習いでやってみようかしらん。

ところで池谷先生のおっしゃることが間違っているというつもりはございません。むしろ、「日本語は(聞き手の)想像力の言語」、「英語は(話し手の)発音技巧の言語」というところはとても示唆に富んだご意見だと思います。insightfulですね。

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2012/08/14

お盆はグダグダ

お盆休み、暑くてグダグダしてますがFacebookから・・・、どうでもいいようなネタですけど。

まずは英語の問題かな。

Yourself キャッチコピーにしては不適切なセリフになっているのはすぐにわかりますね。"SHit yourself"はニュアンスはなんとなくわかりますが、訳となると難しいですね。「SHITして寝ろ!」みたいな感じなのかな?

わかる人にはすぐわかるのかもしれませんが、水面での文字の反射を細工した結果がこうなってしまったということで、キャッチコピーとしては、"suit yourself"のつもりということでした。その意味はこちらにありました。

D_krallsもうひとつ、10月に発売されるらしいダイアナ・クラールの新譜のジャケットだそうですが、こんなコメントがついてます。

Sneak preview of that new Diana Krall Album cover "Glad Rag Doll" out Oct 2nd. I think I am going to have to pre order this one. I wonder if there is any music inside?

I'm ill at ease that an artist of such caliber resort to the whims of record executives marketing schemes to sell more units. Would Peggy Lee or Ella surrender to such an image?

美人には違いないけれど、このジャケットは必要なんでしょうかね。まぁ、僕はどちらかというと苦手なタイプの歌手なんでどうでもいいんですけど、Peggy LeeやEllaと比較するのはどうかなぁ。

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